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2024年10月4日

─お惣菜やビールを盗むセコい泥棒を逮捕に追い込んだ!─

2016年08月27日

焼酎、ビール、お惣菜を盗む泥棒!?

 

今回の調査結果は、何事も予断は禁物だということを改めて私たち調査員に教えてくれました。

 

読者のみなさんはありませんか? 自分の過去の経験則から「このケースは○○だろう」と勝手に決めつけていたところ、「蓋を開けてみたら結果はまったく違った!」ということが
…。

 

今回の調査依頼者は新潟市の旧黒埼町X地区在住のご夫婦、田崎真人さん(仮名・35)と妻・優佳さん(同・32)です。私たちが身を置く調査業の世界では、一般の方からの調査依頼案件においては7割超が浮気をはじめとする男女の愛情問題に端を発するものといわれていますが、お二人の調査依頼はそれとは異なります。

優佳さんのお話です。

 

「実は3カ月ぐらい前から、家に置いてあるお中元でいただいた品物や私たち夫婦がささやかな楽しみにしている焼酎が、何者かによって頻繁に盗まれ続けているのです…。お中元ですから缶詰めだったり、海苔だったりさまざまですが、要するに食べ物や飲み物が無くなるのです。

 

それ以外にもサイドボードの中にあったはずの飲みかけのウイスキーのボトルがなくなっていたり…。絶対に思い過ごしではありません!」

 

田崎さんご夫婦のご自宅の周辺には田園風景が広がっており、郊外の趣を強く残している土地柄です。そしてご自宅のつくりも昔ながらの農家のたたずまいで、母屋とそれに続く離れ家で構成されています。家自体も住宅密集地のそれに比べるとかなり大きなつくりです。

 

その離れ家に田崎さん若夫婦とお子さん4人の計6人のご家族がお住まいになっているとのことです。ご主人の真人さんはお勤めをしています。優佳さんは15時までパートをされて家を留守にします。

 

今度はご主人の真人さんが口を開きます。

「実家はここからすぐのところにあるのですが、私らが6人家族とあってかなり手狭になってしまうことから、離れ家のある一人暮らしの伯父さんの家に住まわせてもらっているのです。母屋には伯父さんが住んでいます」

 

お家を拝見したところ、母屋と離れ家はつながっているものの、それぞれに出入口があり、いわゆる二世帯住宅といえる間取りとなっています。

 

優佳さんがおっしゃいます。

「私たち家族は伯父さんと同じ屋根の下に住んでいますが、炊事や洗濯などは個々にやっており、生活そのものは基本的に別々です。その伯父さんも少し前に〝現金を盗まれた〟と話しています」

ご夫婦によると、伯父さんとの関係は極めて良好だといいます。…続きは本誌に

 

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