台風と出血性脳卒中の関係
2026年08月27日
かつては9月に集中していた台風だが、近年は気候変動の影響からか、1年中、日本に来るようになった。とはいえ、例年9月ごろに多くの台風が発生することに変わりはない。この台風だが、近年の研究で出血性脳卒中との関係が指摘されるようになった。そこで今回は番外編として、台風と
出血性脳卒中の関係を取り上げる。
まずメカニズムだが、台風が近づくと気圧は大きく低下する。その気圧の急激な変化で血圧が乱れやすくなる。体は急な低気圧に適応しようとして、自律神経が活発になる。その結果、血管の収縮や心拍数の増加で血圧が変動する。特に高血圧の人は一時的に血圧が急上昇することがあり、脳の細い血管に強い負荷がかかる。これが脳出血の誘因になると考えられている。
また、台風の前後では蒸し暑い日と急に涼しくなる日が短期間で繰り返される。気温差が大きいと血管が収縮と拡張を繰り返し、血圧変動が大きくなるた
め、脳の血管にストレスがかかる。近年の研究でも、気温低下や急な体感温度の変化は脳出血リスクを高めることが示されている。














