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2025年12月5日

年末年始は一時的なイレウスに注意

2025年11月21日

師走に入り、2025年ももうすぐ終わりだ。この時期、増えてくるのが忘年会などの懇親会。お酒の席は楽しい反面、体調を崩す恐れもあるため、飲み過ぎ、食べ過ぎには注意したい。健康で体力自慢の人でも、連日連夜の暴飲暴食で一時的なイレウス(腸閉塞)になる人が多いためだ。

 

健康で腸自体に病変がない人でも、大量のアルコールや脂っこい食事をとったり、ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れなどが重なると、腸のぜん動運動が低下して内容物が滞留し、腹部膨満・痛み・吐き気などが起こることがある。こうなると、麻痺性イレウスに近い状態といえる。

 

イレウスの対症療法としては、無理に食べないで回復を待つことが重要と言える。半日から1日は絶食またはごく軽い食事にする。具体的には白湯や経口補水液、薄い味噌汁などで様子を見たいところだ。また、腹部を湯たんぽや腹巻などで温めると、血流が改善して腸の動きが戻ることが期待できる。

 

絶対に避けたいのが冷たい飲み物や炭酸飲料、アルコール飲料。これらは腸の膨満を悪化させる恐れがある。…続きは本誌で

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