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2022年12月9日

─ 仲人探偵?図らずも恋のキューピット役となる ─

2022年09月27日

妻の浮気発覚で思い悩んだ末に離婚を決断

 

当調査事務所が、一般の方からのご依頼で手掛ける調査案件の約8割が不貞行為に関する素行調査、つまり浮気調査です。いうまでもなく不貞行為の事実が確認された場合、調査依頼者は大きなショックを受けますが、今回はいつもとは少し趣向を変えて、奥様の浮気が発覚して失意のどん底に突き落とされたある男性の後日談をご紹介することといたします。

 

新潟市在住の千石大智さん(仮名・46)は当調査事務所に奥様の素行調査を依頼されました。

 

奥様の1カ月におよぶ調査の結果、パート勤務をしている同じ職場の男性管理職との浮気が発覚。所長の私が「残念ながら奥様は職場の上司と関係を持っていました」と調査結果をご報告すると、千石さんはがっくり肩を落としてこうおっしゃいました。

 

「やっぱりそうでしたか…。妻のスマホのLINEのやり取りを見て、半ば浮気を確信していたものの、心のどこかで“ウソであってほしい”という淡い期待もあったのですが…」 (千石さん)

 

こう言ったきり絶句したのでした。有名な歌舞伎俳優の浮気が発覚した際、テレビのワイドショーで「浮気は芸の肥やし」などといった馬鹿げた発言をしたコメンテーターがいましたが、実際に愛するパートナーの浮気が発覚したときの調査依頼者のショックの大きさを知る私たちは、そのような軽々しい発言に憤りを覚えます。

 

実際、千石さんはご依頼前に奥様の浮気を確信してからすぐに不眠を訴えるようになり、まともに食事も喉を通らなくなってしまいました。千石さんは本来、体格の良い方であったそうですが、その後2カ月で体重が10㌔も減ったそうです。ご報告時当初、千石さんは私に以下のようにお話しになられました。

 

「妻の素行調査をお願いしたとき、もしも浮気が事実であったなら、すぐにでも離婚しようと考えていました。

 

ところが実際に妻が浮気をしていたと分かると、自分が目を瞑って過ちを許しさえすれば、すべてが丸く収まるのではないかという気持ちが芽生えてきたのです。

 

自分でもどうしてそんな気持ちになったのか分かりません。もしかしたら浮気相手に対する私の嫉妬心が、余計に妻への執着心を大きくしているのかもしれません。それと同時に私を裏切った妻に対する憎悪も凄まじく、このままでは頭が変になりそうです」(同)

 

その後、千石さんは心療内科に通って治療を受けながら、さんざん思い悩んだ末に離婚を決意されました。

 

そして離婚から2カ月後のことです。千石さんから久しぶりに電話があり、こうお話しになられました。

 

「いざ離婚してみて、ようやく気持ちの整理がつきました。率直にいって離婚してよかったです。夜もよく眠れるようになりました。ところで所長さん、今度の日曜はご予定ありますか?」 (同)

 

一緒に食事をしようとのお誘いでした。探偵稼業に休日などありませんが、私は次の日曜にお世話になっている方が経営する「海の家」のオープニングセレモニーに招待されており、主催者から「同伴者歓迎」と聞いていたことから、千石さんに「海開きをする関屋浜の浜茶屋でビールでもいかがですか?」と提案しました。

 

「それはいいですね」(千石さん)

 

千石さんは快諾してくれました。まるで運命の糸に引き寄せられるかのように…。…続きは本誌で

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