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2022年10月1日

─ 結婚調査を目的にJR 新潟駅南口の 対象タクシーに乗車せよ ─

2022年08月28日

息子のお嫁さんの父親に向けられた不信感

結婚前調査とは文字どおり、結婚を予定しているお相手ご本人やその家族についての人物調査等のことをいいます。その一方で、われわれ調査業者には、結婚した後に「改めて配偶者やその家族の素性調査をしてほしい」といったご相談をいただくことがあります。

 

いってみれば“結婚後調査”ということになりますが、こうした調査を依頼される方々の多くは、ご子息・ご息女の結婚相手やその両親、兄弟姉妹らにある種の不信感を抱いているケースが少なくありません。

 

今回登場する調査依頼者も例外ではなく、お嫁さんの父親の人物調査をしてほしいとのことでした。タクシーの運転手をしているというこの父親に私たちがどのように接触を試みたのか、その舞台裏を披露することといたします。

 

過日、当調査事務所に新潟市在住の坂口成浩さん(63)がご相談にお見えになりました。

 

坂口さんが心配顔でお話しになられます。

「一人息子が先日、結婚したのですが、前後した時期から私たち両親のもとに寄り付かなくなってしまいまして…。嫁の影響なのか、あるいは親御さんの影響なのかは分かりませんが、息子はおとなしい子だから、何か悪い宗教にでも洗脳されていないものかと心配でなりません」 (坂口さん)

 

さらに坂口さんは以下のようにもおっしゃいます。

「正直申し上げますと、息子と嫁はいわゆるデキちゃった結婚だったものですから、あちらの親御さんとじっくり話をする間もないまま籍を入れたのです。嫁の父親は現在、個人タクシーの運転手をしていますが、それ以前のこと、たとえばかつての勤め先などは聞いたことがありません。

実のところ嫁の家庭は少々複雑で、父親と母親が離婚しているのです。母親とは面識があるのですが、私たちがとても気になっているのはタクシー運転手をしている父親方の素性や経歴なのです。父親は現在、自身の実家で生活している模様ですが、その実家の元々の生業もよく分かりません。母親との離婚原因も私たちは承知していません。もしかしたら悪い宗教の信者かもしれません。どうか父親の素性や経歴を調べてください」 (坂口さん)

 

大切に育て上げた一人息子さんが実家に寄り付かなくなったことをきっかけに、坂口さんはお嫁さんのご両親、とりわけ父親に不信感を募らせているようです。

 

しかしながらお嫁さんの父親の素性や経歴を調査するにあたって、ひとつ心配なことがあります。それは先方の実家が新潟市から南東におよそ20㌔の穀倉地帯、具体的には農村部にあることから、私たち調査員が近所の人たちに聞き込みをすれば、すぐに当事者の耳に入る可能性が大だからです。

 

したがって近隣住民に対する聞き込みは断念せざるを得ないわけですが、読者の皆さんがもしも探偵だとしたら、どのような調査を行いますか?

 

たとえば探偵がセールスマンに扮して自宅を訪問し、父親のことを根掘り葉掘り聞くという方法もありそうですが、個人情報保護の重要性が浸透している今の時代、さすがに怪しまれて拒絶されるのは目に見えています。

 

では私たち探偵は果たして、どのような調査に打って出たでしょうか? 結論を申しますと、私たち調査員は父親が運転するタクシーに乗り込むという一見すると大胆不敵な調査を敢行することにしたのでした。

 

行動調査の結果によると、個人タクシーを営業している父親はJR新潟駅南口のタクシー乗り場で客を拾うことが大半とみられます。したがって私たち調査員は偶然を装って父親のタクシーに乗り込み、世間話をするふりをして父親から直接、素性や経歴を聞き出すことにしたのです。…続きは本誌で

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