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2021年10月15日

─“ 社内不倫退治”に乗り出した 中小企業社長の熱き思い ─

2021年09月27日

「預かった奥さんが不倫では、ご主人に申し訳ない!」

 

前号でも記しましたが、当調査事務所の長年の調査経験から申しますと、配偶者が不倫をしている場合の浮気相手は、同じ職場の上司や部下など同僚であることが圧倒的に多いのが実情です。

 

一般的には社内不倫と呼んでいますが、同じ職場の男女が不適切な関係となる事例は世の中に星の数ほどあり、それ自体はとくに珍しいものではありません。

 

一方、経営者からすると「社内不倫は百害あって一利なし」とお考えになられる方がほとんどかと思います。当人たちは禁断の愛に胸を熱くしているのでしょうが、二人の怪しげな関係に気付いていても見て見ぬふりをしなければならない同僚にとっては迷惑千万。

 

社内全体の士気の低下につながりかねませんから、社員のモチベーションを高めようと監督指揮する経営者にとっては実に頭の痛い問題といえます。

 

新潟市でOA機器のリース会社を経営、約20人の従業員を雇用しているという金本卓司さん(仮名・53)が当調査事務所を訪問されました。

 

金本さんが苦り切った表情で話し始めます。

 

「うちの会社に営業成績が抜群に優秀な男性社員がいるのですが、この男が会社の女性従業員、それも人妻と不倫関係になっているようでして…。女性従業員のご主人と私は昔からお付き合いがあって、ご主人は奥さんがうちの会社で働き始めるときにも“金本社長のところであれば安心です!”“妻のことをよろしくお願いします”と私に頭を下げましてね。

 

にもかかわらず奥さんが職場の男性社員と不倫関係になったなどといったら、社長の私を信頼して奥さんを預けてくれたご主人に対して申し訳が立ちません。とにかく不倫はまずいのです…」(金本さん)

 

社内不倫を憂慮して調査依頼をされる経営者の方々は少なくありません。一般的にいえることですが、不倫にうつつを抜かしている当人たちはこっそりやっているつもりでも、知らず知らずのうちに接触する頻度が多くなったり、お互いの距離が近くなったりすることから、周囲の目には不適切な関係がバレバレといったケースが多いのです。

 

とはいえ社内で不倫関係がまかり通ったのでは、職場のモラルの低下につながりかねませんし、まして他の社員たちが「真面目に仕事をしているのが馬鹿馬鹿しい」などといってやる気をなくしたら、会社にとっては死活問題です。

 

したがって社内で不倫関係が横行すれば、業務の円滑な遂行に支障を来しかねません。そうなれば当然、経営者としては社内不倫を放置しておくわけにはいかなくなります。

 

しかも金本さんの場合は、自分を信頼して奥さんを預けてくれたご主人に対して申し訳が立たないという事情もあって、問題はさらに深刻です。

 

金本さんが続けます。
「彼女はいつも定時の午後5時には退社しています。しかしご主人もすでに奥さんの行動を怪しんでいるようです。つい最近、“妻の帰宅が頻繁に遅くなるのですが、そんなに残業があるのですか?”と尋ねられました」 (同)

 

社長の金本さんはそれ以前にも、幹部社員から「あの二人は男女の関係のようだ」といった話を聞かされていたといいます。

 

金本さんがいいます。
「所長さん、二人の関係を調査してください。結果がどうであれ適切な対応をしなければなりません」…続きは本誌

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