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2020年10月29日

『大腸がん検診について』

2020年07月27日

渡辺内科医院
渡邉 順 院長

 

■医師データ
渡邉順。獨協医科大学医学部卒。新潟大学医歯学総合病院、県立吉田病院、佐渡総合病院、長岡赤十字病院などを経て開業。

 

 

 

大腸がんによる死亡数が増えている。2018年の統計では臓器別のがん死亡数において男性では肺がん、胃がんに続いて3位、女性では1位だ。大腸がんの死亡数を減らすには早期発見が重要だ。というわけで今回は、大腸がん検診について取り上げる。解説は渡辺内科医院の渡邉順院長にお願いした。

 

「がんにはリスク因子というものがあります。大腸がんのリスク因子は食事の欧米化や高脂肪食、加齢、遺伝などが挙げられます。ただ、胃がんにおけるピロリ菌、肺がんにおける喫煙といった決定的なリスク因子に比べれば弱いです。要するに、大腸がんの決定的な発癌原因(物質)はまだわかっていないというのが正直なところです。ですから、どんなに食生活などに気を付けていたとしても大腸がんを発症する可能性はあるのです。

 

一方で、大腸がんは早期発見であれば、予後が良好であることが知られています。転移の無い段階で発見できれば5年生存率は90%以上です。大腸がんは他のがんに比べて進行がゆっくりなので、定期的に検査を受けていれば早期に発見できる可能性が高くなります。だからこそ、定期的に大腸がん検診を受けることはとても大切なのです。…続きは本誌

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