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2024年05月6日

少子化対策で「言うだけ番長」呼ばわりされ始めた泉田知事

2014年03月27日

『夕焼け番長』と聞いてピンとくる方は、それなりの年輩かコミック通だろう。60年代末から70年代初期のスポーツ・学園もので、アニメにもなった。それをもじった「言うだけ番長」は某大手新聞の記者が民主党の前原誠司元国交相に進呈したもの。このネーミングだが、県会の一部で流行り始めている。

 

定石通りの第3子から

 

新潟県議会の2月定例会は3月27日に閉会した。新年度の予算案が審議される2月の県会だが、会期はほかの定例会に比べやや長い。今回多くの県議が質問項目として掲げたのが「人口減対策」や「少子化対策」だった。

p54

 

 

3月県会の開会前、泉田裕彦知事が記者会見で新年度予算案について個別の内容を発表するなどしていた。

 

2月3日の会見で知事が明らかにしたのが「子ども医療費助成の拡充」だ。一方、「出産一時金のモデル事業化」は、知事が発表するより新聞報道が先行した。2月県会で質問が特に集中したのがこれらについてだった。

 

残念ながら激励一本やりで「素晴らしい。どんどんやれ」という質問はほとんどなかったらしい。否定こそしないが、懸念材料を指摘する質問が目立った。

 

例えば志田邦男県議(公明党、新潟市中央区)は、かつて燕市で実施された「出産一時金」の例を示した。

 

「(燕市では)第3子以降に現金給付を行ったが、平成22年12月に出生した児童で終了した。3人目からの一時金より、きめ細やかな支援策がほしい」 (志田県議)

 

第1子も、2子も3子も、出産や子育てでお金がかかることに変わりない。燕市の一時金は第3子が総額100万円、第4子150万円、第5子以上200万という支給額だった(出生時や小中高入学時に数十万円ずつ支給)。…続きは本誌にて

 

 

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