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2024年04月25日

ワイド・統一地方選「平和ボケの新潟」 ①

2015年02月27日

県議選柏崎刈羽選挙区 鷲尾が実妹を投入する逆襲劇

 

2議席を独占してきた自民が新人擁立を早々に諦め、1議席を”社民系反原発候補”に明け渡そうかという様相だったが、事態は一転。2区を戦場とする民主党・鷲尾英一郎代議士が実妹の百合子氏(32歳)を県議選候補として擁立。背景に渦巻くのは、長年にわたる”総評系”との確執か。

 

“骨なし”自民党

p124

 

池田千賀子市議が、昨年8月末に県議選への出馬(無所属、社民党推薦)表明した時点で、自民党柏崎支部は、実質のグロッキーだった・・・

 

柏崎刈羽選挙区では、選挙区改変前の平成5年から6期連続で自民党が定数2議席を独占してきた。しかし今回の改選で、8期務めた東山英機県議が引退不出馬を表明。当初は新人候補擁立も模索していたが、「ポーズだけでしょう。実際、市議の中で手を上げるものはいたと聞きますが、本気で新人を擁立する気など最初からなかったんじゃないですか。10期目を目指す長老の三富佳一県議が現役続行なので、そっちを当選させるのにいっぱいいっぱいなのです。新人を立てるということはすなわち、三富県議に弓を引くということになりますからね」(自民支持の市内経営者)

 

事実、池田候補が県議選出馬表明を行った翌月の9月には、拡大役員会で早々に”新人擁立断念”を決めている。

 

年末の総選挙で圧勝し、我が世の春を謳歌する自民党としては、なんとも骨のない話である。

 

この選挙区では共産党候補も出馬の予定がない。可能性があったのは、前回県議選で2位の三富に迫った武本和幸氏(元刈羽村議)だったが、こちらも池田の”先制攻撃”のあおりを食って断念した模様。もはや無投票が既定路線と思われていた。…続きは本誌にて

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