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2022年08月9日

『漢方薬を上手に使いましょう』

2022年07月27日

椿田医院
佐藤 弘 氏

 

■医師データ
佐藤弘。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院で漢方診療を始める。東京女子医科大学名誉教授。新潟医療福祉大学教授。前日本東洋医学会会長。

 

 

漢方医療は今から2200年以上前に中国で体系化された伝統医療。その漢方医療だが、原因不明の体調不良や症状がある人たちから『症状が改善した』という声が多く寄せられている。そこで今回は、漢方医療について取り上げる。解説は前日本東洋医学会会長の佐藤弘氏にお願いした。

 

「漢方薬というのは、人が本来持っている自然治癒力や自然回復力をサポートする薬です。

 

漢方薬の大きな利点は、一つの薬で複数の効能・効果が期待できることです。例えば八味地黄丸という漢方薬がありますが、効能・効果として腰痛や下肢痛、頻尿、ED、高齢者のかすみ目、かゆみ、慢性疲労などがあります。西洋医学でこれらの症状に一つ一つ対応していくとなると、整形外科や内科、泌尿器科、眼科、皮膚科などにかかることになり、処方される薬の種類や量も増えます。八味地黄丸であればまとめて改善できる可能性がありますので、薬の減少も期待できます。

 

西洋薬は効果が高い反面、副作用も強く出ることがありますから、体力のない人や高齢者には使えない薬があったりします。そんなケースでも漢方薬を使うことで症状の改善が期待できます。また漢方薬は、西洋薬による副作用で出てしまった症状の緩和も期待できます。

 

漢方薬を試していただきたい代表例は、検査で異常がないにもかかわらず、なんとなく体調不良が続くような方です。…続きは本誌で

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