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2017年10月22日

「もう一度会いたい!」キャリーバックの女性からの調査依頼

2017年09月27日

別れた前夫は某金融機関の本店役付きに

 

調査依頼者の女性にとってそれは人生を終えることを考えさせられての身辺整理、つまりは“終活”の一端だったようです。

 

「袖振り合うも多生の縁」と申しますが、まして “お世話になった人たちにもう一度会いたい”と考えるのは当然のことかと思います。短期間の調査ではありましたが、アラフィフの私にとっても「人の生き死にについて―」を考えさせられる貴重な経験となりました。

 

今回の調査依頼者は東京在住の板谷峰子さん(仮名・58)。現在は東京にお住まいですが、もともとは新潟出身でいらっしゃるとのこと。調査依頼の内容は離婚した前夫の所在確認です。

 

峰子さんがお話しになられます。

 

「別れた前夫とは今から10年以上前に離婚して以来一度も会っていません。別にヨリを戻したいなどとは毛頭考えていません。果たして元気なのか、元気なのであればどのような暮らしぶりなのかを知りたいのはやまやまですが、差し当たり、二人の間の子供のためにも相続問題を整理しておく必要があるのです」 (峰子さん)

 

お話をお聞きしたところ、まずは相続関連の理由で前夫の所在を突き止めて、その後、生活状況も把握したいということになりました。

 

前夫のお名前は板谷恵三さん(同・58)とおっしゃいます。峰子さんによると、離婚時点で県内の某金融機関にお勤めになられていたといいます。

 

「私は把握していた前夫の住所に宛てて手紙を郵送してみましたが、それがすべて戻ってきたものですから…」(同)

 

このため当調査事務所に相談されたのだといいます。

 

峰子さんが続けます。

 

「銀行マンは待遇的に恵まれており、また堅実な前夫の性格からしても転職したということはおそらくないと思います。健康上問題なく元気にやっているとすれば、どこかの店舗に勤務しているはずです」 (同)

 

調査依頼を受けて前夫・板谷恵三さんの所在を当たってみたところ、ほどなくして判明しました。結果、恵三さんは峰子さんが手紙を送った住所で今も暮らしていたのでした。

 

参考までに、誰かから手紙が郵送されてきたとしても、本人が郵便局に対して受け取り拒否の意向を伝えれば、先に記したように差出人に返送されるのです。

 

おそらく恵三さんは離婚した前妻からふいに手紙が郵送されてきたことから何事かと訝り、封を開けずに返送手続きをしたものと思われます。

 

とにもかくにも恵三さんの所在が判明したのを受けて、次は身辺調査です。恵三さんは再婚をしておらず独身であり、また勤務先については離婚時と変わらず県内の某金融機関で、しかも本店勤務の役付きでした。

 

一連の調査結果を東京の峰子さんに中間報告させていただいたところ、以下のような感想を口にするのでした。

 

「そうですか、元気にしているようであれば良かったです。本店勤務の役付きとは出世したものですね。もっとも年齢的にも、そして真面目なあの人なら出世も不思議ではありませんけどね…」 (同)

 

お世話になった人たちにもう一度会いたい

 

中間報告の時点において東京在住の峰子さんと私は一面識もありませんでした。契約はメール・郵送、連絡はすべて電話を通じて行った次第です。このため後日、峰子さんが新潟を訪れた際に報告書の受け渡しと調査費用の精算を行う段取りでしたが、来県当日、峰子さんから私に以下のような電話がかかってきました。…続きは本誌に

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