• Clip to Evernote

2024年04月16日

『血小板を使った 関節・皮膚の再生医療』

2022年10月27日

椿田医院
小林信也 氏
■医師データ
小林信也。1996年、富山医科薬科大学医学部卒。同年、新潟大学整形外科・形成外科入局。関連病院勤務などを経てこの10月から椿田医院かんせつ・肌再生医療部部長。

 

ひじや膝など関節の治療や肌のしみ取り、しわ取り薄毛治療などで近年、注目を浴びているのが多血小板血漿(自己血)を使った再生療法だ。メジャーリーガーなどのプロスポーツ選手から運動を楽しみたいアクティブシニア、美しさを保ちたいご婦人まで愛好者が多い再生治療とは。

 

解説はこの治療の国内第一人者、椿田医院の小林信也医師にお願いした。

「血小板から精製した再生因子で、関節や肌の再生を行う治療を多血小板血漿療法(以下・PRP療法)といいます。(図1参照)

 

血小板は様々な再生因子を含み、傷が治るなどの再生に作用していますが、血管がない関節面や加齢などで衰えた表皮などは、自己再生が期待できません。一般的に、変形性関節症やしわ治療等ではヒアルロン酸やコラーゲンでの充填療法が漫然と行われており、各学会でも警鐘を促しています。

欧米を中心にPRP療法での再生医療は、この分野を席巻しています。…続きは本誌で

  • Clip to Evernote

もっと読む