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2021年12月1日

南魚沼市 コロナ対策商品券 怒涛の第3弾発売決定!

2021年03月26日

昨年7月、プレミアム率100%という「飲食・宿泊券」の発行で話題をかっ攫った南魚沼市の林茂男市長。新型コロナ感染症に関す
る経済対策の一環だった。「この商品券を買うため、長蛇の列で三密発生」だの「買えない人が出て不公平」といった騒動は何のその。再選を果たし怒涛の勢いに乗る同市長は、第2弾どころか、第3弾の発売も決めている。

 

コロナに明け暮れた令和2年度も終わりを迎える。南魚沼市にとって、コロナ関連で最もビッグな話題は、何と言っても同市が発行した市民限定の「プレミアム付飲食・宿泊券」ではなかったか。第1弾の発売開始は昨年7月4日のことだった。

 

この飲食・宿泊券だが、1冊(500円券10枚綴り)2千5百円なり。これで5千円分使えるという超お得な代物。市独自の経済対策で、飲食や宿泊のほか、タクシーや運転代行でも利用可能だった。

 

JAみなみ魚沼の各支店や、市内に3つある観光案内所で販売された。1人1回10冊まで購入可能とあって、販売所では早朝から長蛇の列ができてしまった。超お得だから、身内のじいちゃん、ばあちゃん、さらには赤ん坊まで動員して購入した市民もいたらしい。

 

コロナ対策の一環だった「プレミアム付飲食・宿泊券」の販売で、密を誘発したという笑えない事態。市の担当も平謝りだった。並んでも「売り切れ御免」で買えない市民もいた。当然、「不公平だ」と不満が募った。さらにそこへ「JAの役職員が商品券を取り置きし、並ばずに買った」という事態が発覚。火に油を注ぐことになった。

 

まさに「プレミアム商品券祭り」みたいな大騒動に発展。もはや商品券販売はこれまでか…と思われた。だが「決して期待を外さない」、あるいは「県内の首長で、ガッツはナンバーワン」と言われる林茂男市長だ。

 

昨年7月4日に発売を開始した第1弾は同月6日に完売。

「騒動も反響のうち」と判断したのか、林市長は間髪を入れず、同月22日の記者会見で、堂々と「南魚沼市わがまち応援プレミアム付飲食・宿泊券の追加発行」を発表。〈前回の反省を踏まえ、3密を回避した中で、全世帯に公平にお買い求めできるよう販売方法を変えて実施します〉とした。

 

その林市長だが、昨年11月の市長選で対立候補だった黒岩宇洋衆院議員の弟を、ほとんどトリプルスコアでねじ伏せた。その勢いはとどまるところを知らない。新年度もプレミアム付商品券を発行することが決まっている。1冊7千500円で1万円の買い物ができる(プレミアム率35%)。1世帯で5冊まで購入可能で、第1弾のように早いもの勝ちではなく、〈原則、全世帯にはがきを送り、購入してもらう〉という。

 

市議会3月定例会で第3弾のプレミアム商品券事業を含む新年度予算案が示された。この議会では「新型コロナワクチン接種クーポン券に商品券をつけて接種を勧奨する考えはないか」などいう質問も飛び出した。市長も議会も商品券に取り憑かれたようだ。

 

このほか2月の臨時議会では「可能であれば、(新型コロナの)ワクチンを2回接種した市民には市内の日帰り温泉施設で利用できる無料入浴券を配布する」という妙案も示されているとか。2期目の林市長だが、怒涛の勢いは止まらない。

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