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2021年09月28日

新潟市議会 問われる自浄、謙譲の能力と精神

2021年03月26日

新潟市の「ホテルde通勤快速」なる事業だが、通勤時間の縮減により感染症の拡大を防ぐとともに、ホテルの利用喚起を狙ったもの。民間企業を対象にしたこの事業だが、最大会派の与党に所属する市議が悪乗りして使っていたことが判明している。そこに与党の驕りはないのか? 説教臭い言い方だが新潟市議会には自浄能力、謙譲の精神が求められるようだ。

 

対象は市内企業

 

以下は前号の簡単なまとめと続きだ。新潟市が新型コロナ対策で実施していた「通勤機会縮減等支援事業」の通称は「ホテルde通勤快速」という(事業期間は3月31日まで)。決して靴や靴下の商品名ではない。前号でも引用したが、昨年5月22日、記者会見でこの事業について発表した同市の中原八一市長による解説を紹介する。

 

「通勤機会縮減等に取り組む市内企業の支援については、市内企業の皆さまにおきまして、通勤機会縮減等のために、従業員が市内ホテルに宿泊したり、テレワークの執務用に市内ホテルを利用したりした場合に、その利用1回当たり3千円を上限として利用料の補助を行うものです」 (中原市長)

 

中原市長が市内企業の皆さまにおきまして」と述べているとおり、事業の対象は「市内企業」ということになる。担当する新潟市観光・国際交流部の上村洋部長は、市議会でこう言っていた。

 

「事業の1つ目は、通勤機会縮減等に取組む市内企業支援事業です。市内の企業が通勤機会の縮減やテレワークの推進を目的として市内の宿泊施設を利用する場合、その料金の一部を補助するものです。

 

人と人との接触機会を減らし、感染拡大の防止につなげるのが目的です。また、大きなダメージを受けている市内宿泊業の支援にもつながるものと考えています」(昨年5月20日の文教経済常任委員会)

 

「ホテルde通勤快速」の目的について、市長も部長も「市内企業」と明言している。さらに担当課長は同じ委員会で、キッパリと言っている。やり取りを「会議録」から再現してみたい(以下は本誌で『会議録』を一部再編集したもの)

 

◆東村里恵子委員(市議)

(『ホテルde通勤快速』は)市内企業の支援事業ということですが、個人事業主、フリーランスの活用については考えていますか。

◎大坂一男観光政策課長
私どもは法人と考えていますので、今回は個人の方は想定していません。

◆東村里恵子委員

それは、チェック機能を働かせるためという意味もあるのでしょうか。

◎大坂一男観光政策課長

個人の方もいろいろな形態があるとは思うのですが、通勤機会を減らすということで、社員の数等を考え、法人を対象にすべきだろうということで、このような組立てになっています。…続きは本誌

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