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2017年07月27日

『ドライアイ』

2015年08月27日

p143あらき眼科
荒木 豊 院長

 

■医師データ
荒木豊。富山医科薬科大学医学部(現富山大学医学部)卒。新潟大学医学部付属病院、山形県立中央病院、新潟市民病院、燕労災病院、長岡赤十字病院勤務を経て刈羽郡総合病院(現柏崎総合医療センター)眼科医長、柏崎中央病院眼科兼務。平成27年5月、あらき眼科開業。

 

現代では、テレビやパソコンなどが普及し、目を酷使することが多いため、疲れ目や目の不快感を感じる人が増加傾向にある。このような症状の原因として大きな要因となっているのが目の乾き、ドライアイだ。そこで今回は現代病とも言えるドライアイを取り上げる。解説はあらき眼科の荒木豊院長にお願いした。

 

「ドライアイは涙の出る量が減ったり、涙が蒸発しやすくなることによって、目の表面が乾燥することで起こります。現在、日本では2000万人以上ものドライアイの患者さんがいると言われており、大変多くの方がドライアイに悩まされています。ドライアイとはどのような疾患なのか、具体的に解説していきます。

 

まず、涙は目にとって大変大事な役割を果たしています。目の表面を潤すことで目に傷がつかないように、潤滑油の役割を果たしてくれたり、さらに
は涙そのものが目の表面の細胞に栄養を供給しています。涙が減少すると、目の表面の細胞が栄養不足に陥ったり、瞬きによる摩擦で、目の表面に傷がついてしまいます。結果的に目の乾燥感、異物感、まぶしさ、疲れ目など多彩な症状を生じることになります。また、視力の低下の一因となることもあり、最近注目されています。

 

ドライアイはどのような方に起こりやすいのでしょうか?まず、年齢を重ねると涙の分泌量や質が低下します。また、パソコンなど目を酷使する作業をする方も要注意です。パソコンやスマートフォンを長時間見つめる作業を行うことで、ドライアイが起こりやすくなります。特に乾燥した場所で過ごす時間が長いと悪化しやすくなります。その他に、薬による副作用が関与する場合もあります。血圧を下げる薬や精神疾患などの薬では、涙の分泌量が減少することがあります。また、シェーグレン症候群といわれる涙腺や唾液腺に対する自己免疫疾患でも、強いドライアイが生じます。

 

ドライアイ治療の基本は、目を潤すための点眼薬です。人口涙液、ヒアルロン酸製剤、最近では…続きは本誌にて

 

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