詳報2026年度大学入試 現役合格者数
2026年04月27日
新課程入試2 年目の2026 年度大学入試の結果が概ねまとまった。本誌集計分(県内56 校)の昨年度実績と比較すると、いずれも概算で卒業生が120人減、国公立大学合格者は110人減、私立大学合格者は510人減となった。卒業生数が減った分、大学進学者数、就職者数、専門学校進学者数はいずれも前年度より減少した。そして何よりも、東京大学現役合格者数が激減した。今号で合格者数を、次号で進学者数をそれぞれ詳報する。
2026年度入試の全体像
今年度の本県大学入試を概観すると、まず目を引くのは最難関大学の現役合格者数の落ち込みである。東京大学は3人で前年の15人を大きく下回り、東北大学も54人にとどまった。難関国公立大学群(大学群を構成する個別の大学は表5、6、7を参照のこと)の現役合格者数も全体として減少しており、今年度は上位帯で厳しさが目立った年といえる(以下、特に断りのない限り、合格者数は現役合格者数を指す)。
私立大学でも、中堅層が多く受験する大学群の減少が大きかった。「日東駒専」は151人減、「大東亜帝国」は141人減。「県内私立大学」も3年連続で減少している。「全ての国公立大学」の合格者数は前年比106人減、「全ての私立大学」は513人減となり、県内の合格実績全体でみても前年より厳しい結果となった。
その背景としては、全国的に指摘された共通テストの難化、安全志向の高まり、私大志願者の集中など、複数の要因が重なったとみられる。私立大学では、定員管理の厳格な運用が続く中で、大学側が合格者数の調整に慎重だったことも一因と考えられる。代々木ゼミナールの集計では、私大全体の志願者数は前年度比110%と大
きく増加した。18歳人口がほぼ前年並みであることを踏まえると、今年度は私大への出願集中が例年以上に強かったとみてよさそうだ。
受験生や関係者の間では、「GMARCH」や日東駒専などで「想定以上に合格しづらかった」という声も目立った。上位私大で合格を取り切れなかった影響が中堅私大以下にも波及し、補欠合格や追加合格の出方にも変化があった可能性がある。国公立大学でも、共通テスト難化を受けた安全志向から、難関大よりも中堅国公立を志向する動きが強まったと指摘されている。結果として、上位層の慎重な受験行動が、地方国公立大学や中堅私大まで含めた全体の合格構造に影響を与えた1年だったといえそうだ。
さて、本誌は今年も今号で合格者数を、次号以降で進学者数、併願調査、各種データ、各校のコメント(誌上進路講演)などを詳しくリポートしていく。…続きは本誌で













