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2025年06月23日

大学進学率55%時代の本県高校

2025年05月27日

今年度の大学入試結果を踏まえた本県の大学・短大等進学率(大学進学率)の速報値は、まだ公表されていない。本誌の集計からは、昨年度の確報値である55%(過去最高)と同水準であると予想する。ここのところ、本県の大学進学率は上昇気流に乗っている。2人に1人が大学に行く時代になった。その内実に迫る。

 

旧帝大現役進学数は151人

 

各校の進学者数を見ていく前に、大学群ごとに現役合格者数、同進学者数をまとめてみた(本誌集計分)。合格者数と進学者数の差から、合格者がどの大学群に進学したのか傾向を掴んでほしい。なお、大学群の各大学は表1~3のカテゴリー欄を参照していただきたい。以下の数字は右が合格者数、左が進学者数である。

 

■旧帝大+一科筑 188人 190人
■難関国公立大学 227人 241人
■地方国公立大学 1412人 1475人

■国公立大学計2583人  2984人
■早慶上理 104人 232人
■GMARCH 267人 782人
■日東駒専 381人 1401人
■大東亜帝国 363人 1025人
■関関同立 62人 165人
■私立大学計 5198人 1万2523人
■新潟大 875人 893人
■県内公立大学 409人 684人
■県内国公立大学 1371人 1666人

■県内私立大学 1776人 3188人
■県内大学計 3147人 4854人

1人でいくつもの大学合格切符を掴めるものの、進学できる大学はわずかに1校。合格数と進学数の差からは、①国公立大学には合格したら進学する高校生が多い、②私立大学は合格しても進学しないケースが半数超を占めるが、より難易度の高い大学を進学先に選ぶ傾向がある。また、国公立大学進学者の約半数が県内国公立大学に進学し、私立大学進学者の約3割強が県内私大に進学した。簡単に右のような数字を紹介しただけでも、本県高校生の進学傾向が掴めたと思う。

 

それでは、今年度の大学入試における、本県高等学校・中等教育学校の進学者数を見ていこう。…続きは本誌で

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