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2026年03月27日

県内高校・中等教育学校「2025年3月卒業生」の全進路

2026年03月27日

2025年3月に本県の高校・中等教育学校を卒業した生徒の進路状況がこのほど、県教委より公表された。この年の大学等進学率は56・0%。前年を1・0㌽上回り、大学進学への流れが一段と鮮明になった。本稿では、この大学進学率の中身とともに、専門学校進学率、就職率といった各比率を含めた全日制学校の詳細な進路をリポートする。各種データから本県高校生の進路の実像を読み解く。同時に、5月号で特集する大学合格者数、6月号で特集する大学進学者数を読む際の参考にもしてほしい。

 

進路の中心は四年制大学へ

 

本稿に掲載の各種データは、県が毎年公表している「大学等進学状況調査」をもとに作成している。

 

表1は、全日制・定時制を合わせた卒業生の進路概況だ。

 

2025年3月の卒業者数は1万6234人。このうち大学等進学者は9099人で、進学率は56・0%。前年の55・0%から1・0㌽上昇し、進学者数も269人増えている。県内高校生の進路は、就職よりも上級学校進学へ、しかも専門学校より大学へという方向に、じわじわではなく着実に傾いていると言っていい。

 

特に目を引くのは、女子の大学等進学率(56・9%)が男子(55・2%)を上回った点だ。四年制大学進学に限れば男子( 54・0%)が女
子(50・0%)をリードしているものの、女子の進学意欲の高さが進学率全体を押し上げている構図だ。

一方で、本県では専修学校(専門課程、いわゆる専門学校)への進学も引き続き大きな進路の1つとなっている。全県で23・1%(前年比1・1㌽減)、特に女子にいたっては28・2%、つまり約3・5人に1人が専門学校を選択している。これは全国平均(約14〜15%)を大きく凌駕する数値であり、全国平均の倍の数値だ。県内に充実する専門学校群が、早期の専門スキル習得を望む生徒たちの受け皿となっている。大学進学率が上昇する中でも、「実利・資格重視」の傾向は本県のアイデンティティとして根強く残っている。

 

就職者数と就職率は男子が女子を圧倒した。男子1641人( 19 ・6%)、女子865人(11・0%)、男女合計の就職率は15・4%(前年比0・1㌽増)だった。大学進学が広がる一方で、就職もなお高校卒業後の重要な進路であり続けている。

 

参考までに、2012年度以降の大学等進学率、専門学校進学率、就職率の推移をグラフで示した。2021年度以降、大学等進学率の上昇が目立っており、本県高校生の進路の変化をより分かりやすく示している。…続きは本誌で

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