進化する宴会コンパニオン
2024年05月29日
40代や50代はもとより、さらにその上の世代の男性であれば、一度や二度は宴会コンパニオンを呼んだお酒の席を経験したことがあるに違いない。その宴会コンパニオンが近年、さまざまな形に変貌を遂げていることをご存じだろうか? 進化し続ける宴会コンパニオンの実態をリポートする。
宴会コンパニオンの種類・タイプはさまざま
宴会コンパニオンといえば、女性好きの男性グループが温泉地の旅館やホテルにコンパニオンの女性たちを呼んで、飲めや歌えやのドンチャン騒ぎをする光景を想像する人たちが多いのではないだろうか。
これはまったくもって正しく、とりわけ消防団の飲み会では必ずといっていいほど宴会コンパニオンが付きもので、遊び方も派手だという。
業界関係者が話す。
「消防団の人たちの飲み会はとにかくハチャメチャなんです。体育会のノリで大酒を飲むのはもちろん、コンパニオンへのボディタッチもエゲツなくて…。うちのコンパニオンの中には消防団の飲み会がNGという女の子も何人かいるくらいですよ」(コンパニオンクラブ経営者)
昨年6月、県内の某商工会青年部の宴会では、複数の男性がコンパニオンの女性の胸をもんだり、下半身を触ったりして強制わいせつ容疑で逮捕された。逮捕された男性たちの中には消防団員もいたという。
この事件は宴会コンパニオンを呼んだ飲み会(宴会コンパ)が何かいかがわしいものであるかのような悪い印象を世間に与えてしまった感が否めないが、大方の宴会コンパは男性客が節度を持って楽しんでいることを強調しておきたい。
事実、ある経済人は以下のように話す。
「うちの会社では大切なお客様を割烹や料理屋で接待するときには、必ず宴会コンパニオンを派遣してもらいます。もちろん接待する側の私たちもお客様にお酌をしますが、お客様だって本心は綺麗な女性にお酌をしてもらったほうが嬉しいわけですからね」 (会社社長)
一口に宴会コンパニオンといっても、さまざまな種類・タイプがあるが、前出の経済人が取引先を接待する際に呼ぶコンパニオンはスーツや私服を着用して接客するノーマルコンパニオンで、居酒屋や割烹などの飲食店に呼ぶ宴会コンパニオンはほぼ間違いなくノーマルコンパニオンだ。
このほか宴会コンパニオンには、チャイナドレスを着たりバドガール姿で接客するコスプレコンパニオン、キャミソールなどを着たシースルーコンパニオン、トップレスもOKなピンクコンパニオンなど、さまざまな種類・タイプがある。
前出の業界関係者がいう。
「スーツや私服を着たノーマルコンパニオンはどこの飲食店にも派遣できますが、シースルーコンパニオンは周囲の目もあるため飲食店であれば少なくとも完全個室、ピンクコンパニオンは温泉宿の宴会場への派遣が基本となります」(コンパニオンクラブ経営者)…続きは本誌で