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2022年08月9日

聖籠町議が聖篭町長を名誉棄損で訴える⁉

2022年05月27日

緊急事態発生だ。聖籠町の町議が「名誉棄損で町長を訴えることも辞さない」としている。同町と言えば、新潟東港工業地帯などのおかげで財政は潤沢だったはず。「金持ち喧嘩せず」は、聖籠町では通じないのかもしれない。

 

地殻変動の始まり

 

「急がば回れ」で、4年前に行われた聖籠町長選の話から始めたい。当時、「まさか」と驚いた人もいた。「事前の予想より現職は差をつめた」といった指摘もあった。県町村会の会長を務め、7選を目指した聖籠町の渡辺広吉前町長だったが、4年前の8月26日に行われた町長選で苦杯を喫してしまった。

 

蓋を開けてみれば4千298票対3千904票、渡辺前町長は、腹心であるはずの副町長、現在の西脇道夫町長に敗れた。

 

「前々回の選挙あたりから、渡辺町長は西脇さんに〝次は町長に出てくれ〟と要請していたらしいが、西脇さんは固辞していた。それが町長選に出る際、渡辺町
長にその旨も告げず、副町長を辞めた次の日に出馬を表明した」

 

そんな話が今に伝わっている。だがこの手の話は二人の間のやり取りだから、真偽のほどは今一つ定かではない。

 

渡辺前町長の敗因はいくつかある。当時、新潟市の自民党関係者はこう語っていた。「長期政権で飽きられていたこと。これが一番大きい。大きな失政はなかっ
たわけだが」。アイドルでもあるまいに、「飽きられて見捨てられる」とは政治家も辛い商売だ。

 

大物町長が敗れた底流には「町議14人中、10人までもが反対に回った」という地殻変動があったとされる。その兆候を示す初期微動が観測されていたという。「4年前の町長選があった年の3月の議会で、温泉掘削の予算1億円が高過ぎると議員が反発し、この部分を除いた修正予算案を提案せざるを得なくなった。この頃から当時の渡辺町長と、与党的な立場の議員との関係がおかしくなっていた」(新潟市の自民党関係者)

 

聖籠町では町議の動向がその後の大きな地殻変動の兆候になる。それは今も変わらないらしい。場面は4年前の町長選から昨年3月の町議会に移る。別掲したのは昨年の町議会3月定例会の結果を伝えた「聖籠町議会だより」。「県内で発行する某月刊誌」のようなレイアウトだ。タイトルにはこうある。

 

「新年度大型予算81億1000万円決まる! 議会まっぷたつ! 賛成6 VS 反対6議長の裁決により可決」。地方自治体で予算案を否決されたとなれば、それは即ち首長に対する不信任を意味する。大物町長を破って当選した西脇道夫町長は、昨年3月にあわや不信任という事態に見舞われていた。…続きは本誌で

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