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2022年01月28日

身を切らぬ政策で伸び悩んだ立憲民主

2021年11月27日

県内の選挙区で立憲民主と野党系は4勝2敗で、一部取りこぼしはあったが圧勝だった。ところが比例で獲得した議席は自民が6で立憲民主が3。同党がウケない理由は、頭でっかちな党名もあるが、「何より自分たちの身を切る政策を示せなかったことだ」と、古参の同党関係者が語っている。

 

県内の選挙区では自民が前回と同様、2勝4敗という負けっぷりだった。4年前の4敗には、無所属で当選し、後に自民入りした鷲尾英一郎分も含まれる。したがって「自民の惨敗ぶりは加速した」ということになる。

 

富山、石川、福井では、選挙区で自民が完勝。長野でさえ4勝1敗だった。こうしてみると、本県がいかに特異な存在かが分かる。野党側から見れば、新潟は「範とすべき聖地」みたいな存在だろう。衆院選での余勢をかってか、立憲民主党の新潟県連代表、西村智奈美が同党の代表選に立候補。残念ながら結果をお伝えすることはできないが、めでたく代表となり、何かの拍子で与野党が逆転すれば、「日本初の女性首相」も夢じゃない。

 

それはともかく、選挙区で圧勝の立憲民主党、野党系だが、比例になると実に弱い。北信越ブロックの定数は11で、獲得議席は自民が6、立憲は半分の3でしかない。本県での得票率も自民の43・9%に対し、立憲は24・2%だ。

 

なぜ、かくも立憲民主党は得票率で惨敗なのだろう。ある古参の同党関係者はこう言う。

 

「まず名前が悪い。民主党でいいんだ」(6区の立憲民主党関係者)

 

今回の衆院選で、立憲民主も国民民主も、略称をともに「民主」にしてしまったため大混乱をきたした。

 

「だいたい立憲の憲の字なんて、あんた書けるかね。こんな面倒な字、誰も書きたがらない」 (同)

 

その昔、外相、文科相などを歴任した田中真紀子氏は、自身や夫である直紀氏の選挙になるとこう言っていた。

 

「余計なことは書かんでいいんだから。タテヨコ、タテヨコと書いていけば田中になるんだから」

 

「立憲民主党」の党名だが、比較的シンプルな「民主党」の上に、「立憲」などという重々しい言葉が乗っかっている。

 

「立」はともかく、「憲」などタテヨコ、タテヨコでは書けない。文字どおり立憲民主党は「頭でっかち」というわけだ。

 

「それから立憲民主党の議員には日常活動が不足してるんだ。駅前でもどこでもいいさ。定期的に街頭に立って、有権者に訴えることを続けなきゃだめだ」 (同)

 

立憲民主党に限らないが、選挙がやってくると、やおら交差点や橋の上に立って手を振る候補者が続出する。党名や日常活動はともかく、今回の選挙で同党がウケなかった決定的な理由が以下だという。

 

「〝立憲共産党〟と呼ばれたこととか、そんなことじゃない。一番の問題は、自分たちの身を切るような政策を示せなかったことです。コロナ禍のこんな世の中で、みんな苦しんでいるのに、自分たちの歳費を削るようなことを言いだしましたか」

 

代表選で「女性候補擁立」も大事だが、まず自分たちの身を切る努力を示してほしかった。

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