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2021年05月9日

長岡にスーパードクターが集結の「なぜ?」

2020年12月26日

深刻な医師不足の本県で、信じられない現象が起こっている。長岡市内で新しく開院したクリニックに、全国から続々と著名なドクターが集結しているという。同市内の再開発事業で整備される「米百俵プレイス(仮称)」に開院予定のクリニックでは、10人の医師が診療に当たる予定だ。一人の医師による既存の枠組みを突破したチャレンジが、奇跡ともいえる事態を呼び込んだ。

 

長岡のシンボル、「米百俵プレイス(仮称)」で開院へ

 

20 年4月、アオーレ長岡で、同市の磯田達伸市長や同年同月に設立された医療法人メディカルビットバレー(MBV)の理事長で、内科医の澁谷裕之氏らが会見した。現在、同市では中心市街地の再開発事業が進行中。そこで整備される「米百俵プレイス(仮称)」に、この医療法人が「エール長岡クリニック」を開設するという。

 

場所は北越銀行の駐車場だった場所(C街区)で、新たに建設される5階建て駐車場棟の1階部分、約2千㎡。CTやMRIなどの医療機器や手術設備を備え、内科、小児科、皮膚科の医師が連携をとって診療にあたるという。開院予定は22年春。

 

「特殊なものを除き、検査はすべてその日に診断がつくシステムです。たとえば血液検査なら60分以内に終わり、検査結果を聞きに再度来院する必要はありません」(理事長の澁谷裕之医師)

 

平日の診療時間は午前9時から午後9時で、日曜も診療する予定。MBVでは、既に20年10月8日、長岡市下柳に「エールホームクリニック」(内科、リウマチ科、写真)の開設を終えている。22年春の市街地中心部での開院時点では、10人の医師が2カ所のクリニックで診療にあたる予定だという。

 

「実際はもう少し医師の数が多くなると思いますが、現時点では10人です」(同)

 

長岡市ではクリニックの開設が予定される「米百俵プレイス(仮称)」に、人づくりと産業振興を総がかりで支える地方創生の拠点として「人づくり・学び・交流エリア」を整備する。「米百俵プレイス(仮称)」は、「産業界のイノベーションを促進する4大学1高専の拠点」として「産業基盤の強化・新技術開発」の機能も期待されている。

 

一方、MBVではクリニック事業のほかに、「AI 自動診断で未来医療を創造」として「AI 開発・商品開発事業」を掲げている。例えば「人口知能(AI)を搭載した医療用カメラの開発をクリニックと連携して行い、皮膚疾患の自動診断を目指します」という。「エール長岡クリニック」の開設が、医療にとどまらず、地元産業界のイノベーションや新技術の創造に結びつくことが期待される。…続きは本誌

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