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2020年02月18日

東大生より勤勉(!?)な新潟大生の実態

2016年03月28日

本稿脱稿時点で大学入試の合格発表は大方、終わった。合格し、4月から大学生になる諸君、おめでとう。ところで、新潟と東京で生活観がまるで異なるように、新大生と東大生も意識などが全く異なる。そんな興味深いデータがある。

 

東京に出るか地元に残るか

 

受験生の保護者が、我が子の大学選びの際に重視する基準。それは「カネ」である。「各種調査を見ると、子供に学ばせたい分野・専攻のある大学、入試の難易度が子供の偏差値と同等な大学、就職実績の良い大学といった項目が、保護者が我が子の大学を選ぶ際の上位にランクインします。そのさらに上に、授業料が払えるかどうか、自宅から通えるかどうかといった金銭面が来ます。保護者が大学を選ぶ基準は、子供と異なり、より現実的なカネの問題が立ちはだかっているようです」(ある大学関係者)

 

県内にはたくさんの大学がある。県民の平均賃金は決して高いとは言えない。よって、この手の調査どおりなら、本県の受験生は大半が新潟に残っていいはず。県外に出るより安上がりだからだ。本県の18歳人口は毎年、流出超過。大学選びは必ずしも金銭面が最重要視されていないのではないか。

 

「本県の場合は、首都圏に出るか新潟に残るかが第一。100%そうだというわけではありませんが、優秀ならば首都圏に出て、そうでなければ新潟に残る。東京に出る場合は、まず国立大学を選択しています。学費が安いから。やはり先立つものはお金なのです」(同)

 

首都圏の国立大学はほとんどが総合大学。どの大学でも学びたい分野はだいたい揃っている。入試の難易度は、これまた首都圏の大学に多くの
難関大学が揃っている。就職実績も首都圏難関大学の方がいい。国立大学の授業料は、一部の例外を除き、どこに行っても同じ。下宿するかどうか
で生活費が変わるだけだ。

 

「目先だけでも金銭面は重要視されるのですが、親は卒業後のことも考えているものです。新潟と首都圏の平均賃金は明らかに首都圏が上。我が子に投資した以上のリターンは得てほしい、首都圏のブランド企業で高給取りになってほしいと考えます。東京で就活するなら首都圏で学生をした方が断然に有利。だから勉強を頑張って、新大レベルをクリアし、さらに上の首都圏の難関大学に行ってほしいと願うわけです」(同)

 

国立大学の授業料は安いと言われているが、庶民から見れば決して安くはない(年間約54万円)。値上がりもどんどんとしている。かつて5倍もの差があった私立大学の授業料(年間約86万円)とは、現在では1・6倍程度に縮まった。2031年に国立大学の授業料を年93万円にするという恐ろしげなプランを文科省は練っている。

 

p68

「自宅通いの国立大学生を養うには世帯年収600万円、自宅外だと800万円は必要と言われています。新潟県の平均年収は400万円程度だそうです。手取りにすると300万円あるかどうか。授業料の支払いすら辛いでしょう。

 

大学に通わせられる親の年収は総じて高い。逆に言えば金がなければ大学に行けないと言われています。東大生の親は年収1,000万円以上が
とても多いのです」 (同)

…続きは本誌にて

 

 

 

 

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