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2021年09月28日

篠田市長、「素晴らしいBRTをありがとう!」

2015年09月28日

計画段階から「うまくいきっこない」と言われ続けてきたBRT(バス高速輸送システム)だが、これほどまでに市民の予想をはるかに越えるデキの悪さを露呈したのを見るにつけ、これは篠田市長が自身の最終任期に仕組んだある種のテロではないかとも思えてくる。市長の狙いはただひとつ、新潟市の公共交通をぶち壊すことにあるのではないか。

 

「のりかえ現金カード」は1カ月待ち

 

9月11日(金)午後3時50分過ぎ、女池線のバスに乗車していた高齢男性3人が終点・市役所前で降車。その中の一人がこう言った。

「今までだったら乗り換えなしに古町まで行けたのにねぇ…」

 

この日は雨にこそ打たれなかったが、天候はうす曇りだった。風はそう強くはない。しかしながら新バスシステム開業に合わせて新たに新潟市役所前に設置された屋根付きの停留所に足を進めると、構造上の影響なのだろうか、ビル風に似たかなりの強風が吹きわたっている。

 

別の高齢男性が不安そうにいう。

p75

「この時期ならまだしも、冬になったら停留所でのバス待ちは年寄りにはかなりしんどいわなぁ…」

 

BRTを目玉とする新バスシステムが開業してから数日間は料金精算システムの不具合により、ほぼ全路線の運賃を無料とせざるを得なくなるなど、大混乱を来した。

 

この日はすでに料金精算システムは正常化していた。とはいえバス待ちをしている利用者の間からは「新潟市や新潟交通はこれまでと同じ料金で乗ることができると宣伝しているが、直通で来れたものが乗り換えを余儀なくされるようになったのだからサービスは低下した。損した気分だ」(70代男性)といった声も聞かれた。

 

その料金についてだが、新潟市はホームページや市報などで、新バスシステム運用開始により、これまで直通で行くことができた路線で新たに乗り換えが生じた場合は、バスICカード「りゅーと」もしくはICカード「のりかえ現金カード」を使用することで、今までと同じ運賃で利用できる新潟交通の「まち割60」が適用になる
とPRしている。ただし適用を受けるための乗り換え制限時間は1台目の降車から60分以内だ。

 

その際、「りゅーと」を持っている利用者は初乗り・乗り換えのそれぞれの乗車・降車時にカードリーダー(読み取り機)にカードをかざせば自動精算が完了する。

これに対して現金やJR東日本ICカード「Suica」等で支払う場合には、ICカード「のりかえ現金カード」が必要となり、同じようにカードリーダーにかざせばよい。しかしこの「のりかえ現金カード」はバスの車内はおろか、主要ターミナルの停留所などでも手に入るものではない。

 

新潟市の都市政策部新交通推進課の窓口に直接出向くか、あるいは申込書を郵送やファクスで送るなどして、ひたすら交付されるのを待つという大変ありがたいカードなのだ。

 

遠くまで連れ回されて強制降車

 

参考までに「のりかえ現金カード」の交付を受けるために市当局に提出する申込書には氏名、住所、生年月日、電話番号、普段使う路線・バス停などを明記しなければならない。単に乗り換えしたことを証明するカードを発行するだけだというのに、これほどの個人情報の把握がなぜ必要なのか理解に苦しむ。

 

しかも目下、…続きは本誌にて

 

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