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2020年04月8日

新潟市長選 吉田大検討の「なぜ」

2014年11月27日

今回の新潟市長選で、現職・篠田昭市長の圧勝を予想した識者は多い。ところが、現職が手にしたのは辛勝。他候補との票差は下馬評より遥かに小さかった。原因は新潟市が進めるBRT(バス高速輸送システム)か、はたまた自民党の分裂か…。現職を脅かした吉田孝志氏の選挙戦に迫る。(文中敬称略)

 

「BRT戦略」にハマった篠田市長

 

市長選投開票日の前日(11月8日)、吉田陣営は西蒲区を皮切りに 市内各区を街宣して廻った。

 

陣営が最後に訪れたのは中央区。その万代地区での吉田の演説前、その場にいた市議に選挙戦の印象を聞くと、「蓋を開けてみるまで分からんだろうね」。

 

一方、吉田の演説を待つ他の支持者から「よーしーだ!」「市長は、吉田!」の合唱が始まった。

 

直前に行われた古町地区の演説でも、支持者には熱気が溢れていた。吉田陣営のボランティアスタッフは両地区の熱狂から、「勝てる感触を得た」と話す。

p140

結果的に吉田は負けた。負けは下馬評通りだが、現職との票差は約7千票。「ここまで迫るとは」と多くの識者を驚かせた。

 

現職支持者が話す。

 

「個人的には”篠田が危ない”という雰囲気は感じていませんでした。むしろ手応えを感じていたくらいです。ただ、 “ちょっと気持ちが悪い(現職圧勝ムードと言い切れない)”という他からの声も聞いていました」

この支持者は、現職の辛勝をこう分析する。

 

「今回の市長選はマニフェスト選挙ではなく、BRTの住民投票みたいなものでしょう。他候補がBRTを争点化し、市長はその戦略にハマり込んでしまいました」

 

市長のその様子は、選挙ビラに表れている。

 

ビラには両面ともBRTのメリットが謳われ、片面には大きく〈どちらが無駄遣い?〉。その左下には〈新バスシステムBRTを実施〉とあり、〈生活しやすい環境づくり・効果的な支出〉と結論付けている。つまり、こちらは市長の考え。

 

一方には…続きは本誌にて

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