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2020年04月8日

元理事長ら逮捕 社福法人「心友会」の内実

2014年11月27日

こんな社会福祉法人があったものか。元理事長らが背任容疑で逮捕された心友会(新潟市秋葉区)だ。元職員らが語った実態は驚きの内容ばかり。あきれや怒りをとおり越し、笑うしかないような、あるいはもの悲しいような内実だ。これでは真面目に働く施設の職員があまりに気の毒だ。速やかな改善が求められる。

 

元妻までとは…

 

10月28日、新潟県警は社会福祉法人心友会(新潟市秋葉区)の元理事長、斎藤政夫容疑者とその元妻で同会元理事、矢沢千恵子容疑者を逮捕した。心友会の設立は平成13年。秋葉区内では特別養護老人ホーム「真寿苑」などを、聖籠町では介護老人保健施設「汐彩の郷」などを多角的に運営している。

 

新聞報道等によれば逮捕容疑は背任で、平成24年当時、斎藤元理事長が経営する給食会社(仲フーズ、新潟市秋葉区)の利益をアップさせるため、この給食会社を仲介して心友会に商品を仕入れさせ、通常より高値で買わせることで、結果として心友会に約57万円の損

 

心友会の本部や斎藤理事長(当時)の自宅などを県警が家宅捜索したのは5月9日のことだった。この日、同理事長らが身柄を拘束されることはなかった。それから断続的に県警による関係者への事情聴取が続いた。夏が過ぎ、秋めいた9月の後半頃、「斎藤元理事長逮捕のXデーは近い」という観測が流れた。

 

だが「施設長を務めていた」という斎藤元理事長の元妻の逮捕は予想外だった。心友会などを辞めた複数の元職員らは、等しく「意外だった」と語った。その一方で、「逮捕されて然るべき」といった声も聞かれた。

 

逮捕されたからといって、容疑が立件されたわけではない。逮捕後、両容疑者は共に容疑を否認していたというし、社会福祉法人の役員が、そんな犯罪じみたことをしでかすことなど本来ならあり得るはずがない。

p82

 

福祉の実務を担当した元自治体職員が言う。

「現在の福祉というものは、功成り名を遂げた名士が、高齢者など弱者を救済するため自身の私財をなげうって実施するものであるという大前提に立っています。ですから行政は補助金を出して事業の後押しをし、保育園や特別養護老人ホームなどの施設を運営する社会福祉法人は、税制面などで優遇されているのです。こうした高邁な理想を掲げた名士が警察に逮捕されるなどないはずです」

 

ごもっともだ。ほとんどの社会福祉法人はこうした善意の方々なのだが…。…続きは本誌にて

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