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2020年04月3日

本間組と佐藤企業が東証一部上場「丸運」の大株主になった真相

2014年07月28日

銀行や持ち株会社以外の新潟の一般企業、それも建設会社が東京証券取引所一部上場企業の大株主になっているケースは、これから紹介する例を除いて皆無だろう。「なぜ本間組が?」「なぜ佐藤企業が?」―。証券関係者の間ではかねてより疑問の声が上がっていた。これまで一貫してベールに包まれていた2社による株式大量保有の真相に迫る。

 

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株式会社本間組(新潟市中央区)は昭和9年創業。資本金10億円。同社ホームページによると、2012年度には売上高412億円を計上している。周知のとおり県内建設業界では福田組に次いで二番手の規模を誇る有力ゼネコンだ。

 

片や株式会社佐藤企業(新潟市西区)は昭和45年創業。資本金9400万円。基礎工事を主力とし、独自の場所打ちコンクリート杭工法で特許を取得、技術力の高さには定評がある。年間売上高は30億~40億円規模といわれている。

 

その本間組と佐藤企業が揃って東証一部に上場するある企業の大株主になっている事実は、県内関係者の間ではあまり知られていない。ただし「灯台下暗し」のことわざどおり、地元で知られていないだけであって、東京証券取引所のある日本橋兜町界隈の証券関係者の間ではかなり有名な話だという。

 

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在京のさる経済誌記者がいう。

「本間組の社名は知っています。新潟の建設業界では福田組、本間組、加賀田組の3社を称して"御三家"というそうですからね。各社を深く取材したことがあるわけではありませんが、いかに全国誌といえども、たまに地方ゼネコンに関する記事を書くとその地域の部数がグンと増えるものですから、忘れた頃に新潟にも取材に訪れるのです。

そうしたところ、地元建設業界の内情に詳しい関係筋から"こんな話があるよ"といって持ちかけられたのがこのネタなのです」(建設業界担当記者)

 

この記者が聞き付けたのは、本間組と佐藤企業が揃ってある東証一部上場企業の大株主になっているとの話だという。その企業とは東京に本社を置く貨物輸送業の株式会社丸運。"丸運"と聞くと、新潟県民の多くはそれを愛称とする新潟運輸のことを思い浮かるに違いないが、同社とはまったく無関係の企業だということを断っておく。

 

丸運は昭和13年設立。資本金35億5900万円。2014年3月期決算では売上高488億円、経常利益3億8千万円余りを計上している。

 

本間組は今から15年ほど前から丸運株を保有。持ち株数は195万株で、持ち株比率は6・7%となっていた。

 

ただし正確にいうと、本間組は現時点で丸運株を保有しておらず、一昨年3月、子会社に全株を売却している。…続きは本誌にて

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