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2020年07月14日

家宅捜索が入った社会福祉法人心友会 県警が切り込む高齢者福祉の暗部

2014年05月26日

5月9日、新潟市秋葉区にある社会福祉法人心友会の本部や法人の斎藤政夫理事長の自宅を県警が家宅捜索した。およそ事件や犯罪とは無縁であるべき社会福祉法人がガサ入れの対象となるのは、おそらく本県では前代未聞ではないか。斬り込んだ県警は、いったい何を狙ったのだろうか。

 

前代未聞のガサ入れ

 

5月9日の朝、新潟市秋葉区にある社会福祉法人心友会(斎藤政夫理事長)の本部に、令状を持った新潟県警の捜査員が入った。

 

心友会は平成13年に設立された社会福祉法人で、高齢者向けの各種事業を行っている。本部がある同区大鹿では特別養老人ホーム「真寿苑」(29床)など、同区滝谷町では小規模多機能型居宅介護事業所「よってけ亭」、グループホーム「たきや」などがある。一方、北蒲原郡聖籠町では介護老人保健施設「汐彩の郷」(119床)などを運営している。

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心友会の本部に入った捜査員は12人という相当な数の部隊だったという。捜索が終わり押収した資料などを運び出したのは既に日が暮れた午後7時頃だったらしい。一方。秋葉区内にある斎藤理事長の自宅にも捜査員が向かっていた。こちらは車両3台に分かれて到着した数人が捜索に当たった模様だ。

 

斎藤理事長の自宅からは段ボールで数箱分の資料が押収された。午前中から始まった捜索は午後1時過ぎに終了し、資料が入った段ボールは県警秋葉署に持ち込まれた。この日、理事長自身の身柄は拘束されることなく、そのままだったようだ。

 

このところ県内では社会福祉法人に関連する事件がいくつか発生している。昨年10月、糸魚川市で社会福祉法人が運営する保育園の元園長が〈園の運営費100万円を着服した〉として業務上横領の疑いで警察に逮捕された。当時、元園長は容疑を否認していた。新聞やテレビのニュースも大々的に報道した事件だったが、結局は不起訴処分となった。

 

上越市で主に高齢者向けの事業を行っている高田福祉会では、法人の元理事長が、現職だった当時、「法人の資金1千50万円を横領した」と告発された。告発を受理した県警上越署は、2月中にこの元理事長を業務上横領の疑いで地検高田支部に書類送検したという。だが結局は不起訴処分となっている。

 

前出の2件では警察が関係先を家宅捜索するようなことはなかった。新潟県警が社会福祉法人に対し、いわゆるガサ入れを行った事例はこれまで皆無でなかったか。高齢者や障害者などの社会的弱者に対し福祉事業を行うのが社会福祉法人だ。…続きは本誌にて

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