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2024年04月24日

漢方薬を上手に処方してくれる「お医者さんリスト」その①

2013年01月29日

ここ数年、一般市民の間で漢方薬がブームとなっている。ドラッグストアにはメーカー各社のさまざまな漢方薬がズラリと並び、誰もが気軽に買い求めて試すことができる。ただし漢方薬といえども乱用するなど服用方法を誤れば、副作用を来す危険もある。またそれ以前に、自分の体調に見合った適切な漢方薬を正しく服用することが何よりも大切だ。そこで本誌は漢方薬を使用するにあたって、最も安心安全な医師による診断・処方のもとでの服用を重視。専門医に漢方薬のイロハを解説していただくとともに、県内で漢方薬を積極的に取り入れている医療機関や医師をリストアップした。

 

医師の8割が処方経験アリ。なぜ今、漢方薬なのか?

 

ツムラといえば、旧社名を津村順天堂といい、かつては入浴剤「バスクリン」を製造している会社として一般庶民の間で広く知られていた。

 

しかしそのツムラは今から20年ほど前、医療用漢方製剤を中心とする事業展開へと経営のカジを大きく切り、7年前にはバスクリン部門を分社化。ツムラは漢方製剤の専門メーカーとして生まれ変わり、今では医療用漢方薬で国内シェア8割超を獲得するに至っている。

 

同社の大躍進に象徴されるように、漢方薬は今後も急速な市場拡大が予想されている。ドラッグストアなどに並ぶ市販の「一般用(OTC)」と医師が処方する「医療用」を合わせた漢方薬全体の市場規模は2015年に2000億円を突破する見込みで、これは2007年の2倍に上る。

 

西洋医学に基づく西洋薬に比べると、漢方薬の市場規模はまだ数%にすぎないが、今後この勢いに乗って漢方薬が急速にシェアを拡大していくのは間違いない。

 

そして実際のところ、医師を対象としたある調査によると、開業医・勤務医を問わず医師の約80%が患者に対して漢方薬を処方した経験があると回答しているという。

 

なぜ今、漢方薬はこれほどまでに注目されているのか?…続きは本誌にて

保険適用となる漢方薬は今や130種類近くにも上る

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