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2024年03月29日

三選果たした会田洋・柏崎市長、早速の不用意発言に非難轟々

2012年12月26日

新人西川孝純氏との一騎打ちを制して三選を果たした会田洋・柏崎市長が地元FMラジオのインタビューに「西川家の市政の私物化を許さないぞ、という市民の気持ちが顕著に表れた」と発言したことが、関係者の間に波紋を広げている。

 

会田市政は長続きしない

 

インタビューに答える会田氏の興奮した声が西川孝純氏の選対事務所内に響いたとき、一瞬、悲鳴のような声が起こり「前市長が市政を私物化したという証拠でもあるのか。市民が本気でそんなことを思っているというのか」という怒りの声があがった。

 

この会田発言から十数分後、勝利に沸く会田氏の事務所に、西川勉・元県議の長男で、柏崎商工会議所会頭の西川正男氏が姿を見せた。その日、正男氏は公人として、三選を果たした会田市長を表敬訪問したのである。

 

会田氏は商議所会頭の姿を確認すると、急ぎ足で近づいてきて「先ほど私が地元FMラジオ局のインタビューの中で引用した“西川家”とは、前市長の西川正純氏の家のことで、あなたの家系のことではありませんから、どうか誤解しないでください。まさかラジオが生放送だと思わなかったものですから」と耳元で早口に言ったという。

 

「THE MANZAI」で優勝したハマカーンのギャグ“まさに下衆の極み”を地で行く姿ではないか。

 

当の正男氏は、そのときの会田氏の態度に違和感を覚えたが何も言わなかった。

 

後日、正男氏からこの話を聞かされた西川勉元県議は

 

「“西川家の私物化云々”という発言は、当選直後で既に公の立場にある者の公式発言であることは万人が認めるところ。そうであれば“西川家とは西川正純氏の家であって云々”の釈明も、正男一人に向けて発するのではなく、その場に居合わせた会田氏の支持者はもとより、ラジオ中継を聴いていた柏崎市民に向かって発すべきものなのです。にもかかわらず、会田氏は正男一人に向かって釈明されている。だとすれば会田氏が指した“西川家”とは、私の家系もひっくるめての意味であることは明白です。即ち、会田氏は私の家系が“市政を私物化”した一族と名指ししたのも同然で、これは由々しき問題ですよ。私の家系では、私自身はもとより、亡父の弥平治も、国政、県政、市政と関わって参りました。その私たち西川一族が政治を私物化してきたと公衆の面前で面罵されたとなると、これは黙って見過ごすわけにはいきません。会田氏は、私ども西川家が、何をもって、市政を私物化したといわれるのか。一体、どんな証拠をお持ちなのか。私どもに分かるようにお示しいただきたい。これほどの人権侵害はありません。(告訴も辞さないか?の質問に)そんなことは当たり前で、これまで西川市政を支えてきた人たちのみならず、柏崎市民が会田氏をリコールすべきです。それだけの大問題ですよ」

 

と怒りを抑えきれない様子だった。…続きは本誌にて

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