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2026年02月27日

「住宅内空気還流システム」でイシカワが住宅業界に与える衝撃

2025年12月26日

車を代表とする技術立国日本だが、「住宅に関する限り、日本から学ぶものは何もない」と米国住宅業界は声高に言う。つまり、日本で住宅に関する特許を取得しても国際的な評価には結び付かない。だが、住宅の最先端を行く米国での取得となれば、別格の評価となる。国際特許取得に至る経緯を石川幸夫社長に訊いた。( 聞き手 本誌 瀬戸田鎮郎)

 

世界初の「空気環境」を創り出す

 

瀬戸田 「米国国際特許取得」、ついにやりましたね。

石川 ありがとうございます。

 

先月の11月25日に東京の「庄司国際特許事務所」を通じて、アメリカより認可の書類が届きました。これがその認可証です。

 

瀬戸田 確か日本の特許庁にも同時に申請していたと言われていましたが、日本の特許認可はまだなのですか。

 

石川 日本にはアメリカより先に提出しておりました。コロナウイルスが猛威をふるった2022年に日本特許庁に申請したのです。その後、庄司国際特許事務所の勧めでアメリカに2年遅れて提出したのですが、アメリカの方の国際特許が先におりてしまいました。

 

特許事務所の話ですと、日本の審査は厳しいとのことで、多分3月頃になるのではないかと言っております。

 

しかし、世界の「住宅産業」は、アメリカを中心に資材も技術も回っているのです。日本は残念ながら、先進国の中で住宅性能、品質は最低で、日本で特許がとれたとしても、国際的には世界は相手にしてくれません。しかし、アメリカの「国際特許」がとれたとなると国際的信用度は格段に高いのです。

 

私共では、この機会に「米国国際特許」を事実として、世界の先進国各国に特許申請を行います。

 

住宅品質、性能において最低の日本から、世界で初めて「空気環境」を創り出す技術が生まれたのです。私は世界の住宅史上に残
る成果をあげたと信じております。

 

瀬戸田 2025年2月号でも「ブローボックス」(住宅内空気環流システム)についてはお話を伺いましたが、この度の発明の概要を教えて下さい。

 

石川 はい、今回の「ブローボックス」(住宅内空気環流システム)の特徴は、大変単純な仕組みなのです。

 

建物の中に軸流ファンを取り付け、更に一階、二階にシーリングファンを取り付け、建物内の空気を隅々まで一時間に五回位かきまぜて、建物内の温度、湿度を均一にするシステムなのです。この時、建物の内壁全体に光触媒二酸化チタンを塗布することで、内壁に空気があたり空気中の水分が光触媒によってOH-・H+に分解され、OH-ラジカルが空気中のウイルス、化学物質、匂いを99%減失するというシステムなのです。

 

瀬戸田 今までにないという発明はどこから生まれたのですか。

 

石川 ある日私は、夜遅く帰宅し風呂に入ろうと思い風呂に入ると、すっかりお湯が冷めているのに気が付きました。今の風呂の
システムはうまく出来ていて、浴槽のお湯を温めるために「追い炊き」のスイッチを押しました。

 

少しずつお湯が出てくるのがわかりました。浴槽は、一度お湯が冷めるとお湯の出るところは温かくなるのですが、浴槽全体はなかなか温度が上がりません。私は慌てて浴槽のお湯をかきまぜ、温かいお湯を背中の方に送りました。かきまぜたお湯で浴槽の中は少しずつ均一に温かい温度になっていきました。

 

私は、その瞬間に閃きました。

建物が寒い時暖房をつけてもなかなか建物全体は暖まりにくく、建物を浴槽にたとえると、このお湯は空気と同じようなものではないかと思いました。断熱性と気密性がしっかりとした家であれば、家の中の空気をかきまぜれば効率的に短時間で冷暖房が出来るのではないかと考えたのです。…続きは本誌で

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