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2025年12月5日

李登輝元台湾総統が本誌に語っていた「中国のしたたかさを日本人は知らない」

2025年11月27日

日本李登輝友の会、新潟県支部(団長、伊藤栄三郎氏)の方々に同行させていただき、前総統にお会いしてきた。素顔の前総統は気さくでシャイ、恐縮する程の親日家でもある。台湾と日本を愛してやまない李前総統に渾身のインタビュー。(聞き手 本誌・瀬戸田鎮郎)

 

中国のしたたかさ、危険な国アメリカ

 

瀬戸田 国益を守るのが外務省の職務なのに、私達日本人からみて頼りにならない。政府の外交戦略もそうです。前総統が考えていらっしゃる日本の国際社会に対する戦略、所見をお聞かせ下さい。

 

 中日友好、日中友好、コレあやしいんだな。難しい問題、沢山横たわっている。日本人の眼をもって、日本人の考え方をもって、中国をみる、韓国をみる、コレいけないな。

 

中国、五千年の歴史、凄いよ、したたかですよ。アメリカのあれだけの軍事力をもってしても、中国人の接待、ワイロには負ける。ワイロの使い方凄いんだな。日本の外交関係者、政治家、沢山ひっかかっている。ノーと言えないんだな、日本的に礼儀と思うんだな。しかし我々からみれば違うんだな、裏があるんだな。

 

日本人は中国の本当のことを知らない、研究していない、その準備もしていない。中国のいろんな本出ているけど、本当の凄さ、書かれていない。中国人知っているのは、私達のような日本の教育を受けて、22歳まで日本にいて、いきなり中国社会に飛び込んだ人達です。

 

東京大学を出た日下(公人)さん、「5年後こうなる」(PHP 刊)の中で書いている。よく知っているなァ〜、勉強しているなァ〜。

 

クリントン大統領が一番困っていたのはモニカ・ルインスキーさんとの件だった。ヒラリー夫人は「こいつは許さない」と離縁を考えていた。離縁されたら大統領は辞めざるを得ない。これを救ったのは中国ですよ。…続きは本誌で

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