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2024年04月20日

午前10時から飲んで歌う 新潟は東京を凌ぐ“昼酒天国”だ‼

2022年11月28日

昼間からお酒を飲むという文字どおり「昼酒」が目下、新潟で静かなブームになっているという。ウソかホントか記者がJR新潟駅周辺を散策すると、昼間からお酒を提供する飲食店がかなりあるのだ。実のところJR新潟駅周辺は全国的に見ても「昼酒」を飲れる店が多いらしい。昼酒天国「新潟」の実態をリポートする。

 

東京・池袋の24時間居酒屋は黙々と飲んで食うだけ

 

東京在住のフードライターが過日、新潟を訪れた際に以下のような感想を口にした。

「新潟は昼間からお酒を飲める居酒屋が多いですよね。東京は昼間からお酒を飲める店が意外とありません。

 

私の知るかぎりJR池袋駅西口から北口にかけての大きな繁華街でさえ、昼営業をしている居酒屋は4、5軒しかないというのに、地方都市新潟の小さな繁華街で6軒も営業しているのはある意味で凄いことです」(40代男性フードライター)

 

この話を聞いて記者は東京出張の際にJR西口から北口にかけての繁華街を実際に歩いてみたところ、24時間営業の居酒屋「大都会 北口店」の存在を確認。時刻は午前10時過ぎだったが、入店するとカウンターを中心に40人ほど収容できる店内はすでに半数以上の席が客で埋まっていた。大方が一人でやって来た客のようだ。

 

朝から酒を飲んでいる客とはいかなる人たちなのかと周囲を観察すると、意外にもスーツ姿の30代くらいのサラリーマンが多い。夜勤明けの上がり酒なのだろうか? それとも仕事をサボって酒を飲んでいるのだろうか? 改めて東京には多種多様な人たちがいるものだと思い知らされる。

 

2、3人で連れ立って来ている客もいるが、多数派を占める1人で訪れている客は肩幅よりも少し広いくらいのカウンター席に座って黙々と酒を飲み、つまみを箸でつついている。

 

この店で酒やつまみを注文するときには、客は必ず専用自販機で食券を購入しなければならない。そして発行された食券を注文カウンターに置かなければならないのだが、ここで注意しなければならないことが1点ある。

 

それぞれの席には番号が振られており、食券の片隅にテーブルに備え付けの赤色ボールペンで席番号を記入しなければならないのだ。そうすることにより食券を受け取った従業員は、記入された席番号に酒や料理を運ぶシステムとなっているのだ。

 

それにしても驚くのは酒の安さだ。つまみについては、まぐろ・ホタテ・サーモン・いかなどの各種刺身が410円、トマトサラダ(310円)、豚バラ生姜焼(410円)とそれほどでもないが、ジョッキ入りの各種酎ハイ・サワーは1杯250円で、一度に2杯オーダーすると400円という破格の安さだ。

 

一番高いお酒が生ビールで1杯380円。こちらも一度に2杯オーダーすると600円、3杯オーダーすると800円と
なる。

 

記者は1時間ほど店に滞在し、生ビール×2杯、レモンサワー×2杯、緑茶ハイ×2杯、豆腐サラダをいただいたが、お
会計は締めて1780円という安さ。大満足である。…続きは本誌で

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