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2022年12月2日

佐渡市も関連団体のイベントを後援、そして…

2022年08月28日

〈佐渡の魅力を広く発信し、『佐渡島(さど)の金山』の世界遺産登録に向けての活動をしております〉とする団体に旧統一教会との関係が取り沙汰されている。こうした団体が主催した講演会を佐渡市や同市教委が後援。さらに関連した一部市議の動きも伝えられている。

 

5月29日、「アミューズメント佐渡 はまなすホール」で、「佐渡の隠れた歴史を探り希望ある未来につなぐ」と題し、「佐渡を元気にする特別講演」が開催された。主催は「郷土を元気にする会 佐渡」。「郷土を元気にする会」、あるいは同会が各地で開催した講演会の内容などについては別掲記事で紹介したとおりだ。

 

「郷土を元気にする会」は新発田市で生まれた団体で、同市やその周辺を中心に、歴史的な郷土の人物を顕彰するといった活動などを展開している。同会のウェブサイトにある「会の設立趣旨」などを見ると、「世界平和統一家庭連合新発田家庭教会」がこの団体を後援していることになっている。即ち「旧統一教会が後援している団体」ということだ。

 

「郷土を元気にする会 佐渡」だが、チラシには〈当会は佐渡の魅力を広く発信し、『佐渡島(さど)の金山』の世界遺産登録に向けての活動をしております〉とある。団体の名称からすると、新発田市の「郷土を元気にする会」と姉妹団体のような関係にあると思われる。

 

この日の講師は木下義昭氏で、佐渡市生まれの同氏は世界日報社で政治部長、アメリカ総局長、そして代表取締役社長、会長などを歴任した人物。この会の参加を呼びかけたチラシによれば、〈日本の政治事情や文化・芸術にも精通。政界、財界、官界、文化界などで執筆、講演に活躍中〉とある。

 

ある佐渡市の地元関係者はこう言う。

「木下さんは佐渡でも知られた人物で、私もその名を知っていました。世界日報という名も知っていましたが、旧統一教会系のメディアだということは、最近の騒動があって初めて知りました」

 

5月29日に開催された「佐渡を元気にする特別講演」は、主催者も講師も旧統一教会に近い存在だった。こうした公演にもかかわらず、佐渡市や佐渡市教育委員会などが後援団体として名を連ねている。同じく後援団体にはやはり「旧統一教会の関連団体」とされる「新潟平和大使協議会」の名も見える。

 

佐渡市や同市教委が後援することになった経緯はどのようなものだったのか? 同市の渡辺竜五市長によると、他市と同様、「後援の申請者が旧統一教会と関係があることは知らなかった」という。後援の申請は書類1枚で、開催費を負担するわけではないため、役所側も安易に後援しがちらしい。

 

佐渡市の場合、「知りませんでした」だけでは済まないかもしれない。前述の「特別講演」の開催に奔走していた市議がいたらしいし、一部の幹部職員は講演会に出席していたようだ…。

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