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2022年10月1日

代表らが新潟入りも沈没した立憲民主

2022年07月27日

参院選は自民の小林一大が初当選。過去2連敗していた自民は、ようやく参院選の選挙区で議席を奪還した。一方、全国的に低迷した立憲民主は森裕子が4選を果たせず敗退。同党の泉代表、逢坂代表代行の新潟入りも、森の得票を底上げするには至らなかった(敬称略)。

 

終わってみれば、自民の小林一大が51万7千票、立憲民主の森裕子が44万8千票。過去2回、参院選の選挙区で敗れた自民が悲願の議席を奪還した。森は4選を果たすことができなかった。

 

6年前、無所属で出馬した森裕子の得票は約56万票。選挙戦が始まる前、自民党の関係者がこう言っていた。

 

「森さんの場合、6年前の票がマックスだと思う。これをいかに切り崩すかだが、6年前のように野党共闘は機能していないし、森さんが所属する立憲民主党は存在感を欠いている。自民の小林に勝機がある」

 

今回の投票率は6年前に比較し数%下がっている。それを勘案しても、森は前回の得票を1割から1割5分減らしてしまったことになる。やはり前出の指摘のように、「野党共闘の機能不全と立憲民主の不人気」が根底にあったのかもしれない。

 

その立憲民主だが、7月6日には逢坂誠二代表代行が、同月7日には泉健太代表が新潟入りした。逢坂代表代行は新発田市での街頭演説でこう訴えた。

 

「50年前、狂乱物価がありました。店中から洗剤などがなくなり大混乱でした。あの時、物価が1年で12%、13%上がりました。ところが今とまったく違うのは、給料が20%、1974年には30%春闘で上がっている。物価が上がったってそれ以上に給料が上がれば国民生活は安泰で、狂乱物価も2年ほどで落ち着いた。

 

ところが今回は給料は上がらない、年金は下がる。とんでもない状況なのに、岸田さんは何もしない。本来こんな状況なら、何とか対策を講じようというのが当たり前だが、一向にやらない。こういう状況に怒りの1票を入れなきゃいけない」

 

泉代表は長岡市の街頭演説でこう訴えた。

「今、立憲民主党は全国で物価高と戦っています。『今の皆さんの生活について、本当に分かっているのですか?』と、はっきり言ってくれたのは森裕子さんでした。今回の参院選で、森さんはその争点をつくった立役者です。そして若い皆さんの生活を助けるということが、選挙の大きな争点になっています。

 

私は全国各地を回っていますが、本当にこの物価高に対する声は大きい。岸田さんや黒田さん(日銀総裁)は『円安は日本経済にとってプラスだ』と放ったらかし。

 

円安で得をする人もいるが、私は岸田さんに円安で影響を受ける人の方も向いてほしかった。私たち立憲民主党は、同じ円安に対しても視点が違う。円安で影響を受ける人の立場で政策をつくっているんです」幹部二人の訴えは、森裕子の投票を底上げするまでには至らなかった。

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