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2022年01月28日

上越市長選 前代未聞の大騒動

2021年11月27日

衆院選と同日に投開票が行われた上越市長選。選挙結果はともかく、とんでもないものが飛び出してしまった。公選法違反が明々白々の文書やポスター類だ。その配布や掲示を同市の選挙管理委員会が認めたというからわけが分からない。当選した側、落選した側、両方から責め立てられるこの一件、さあ、どう落とし前をつける!?

 

選挙無効の訴えも辞さず

 

上越市の中川幹太市長は11月9日に初登庁し、既に新しい市政が動き出している。今さらの話だが、同市長が誕生した市長選は衆院選と同日、10月31日に投開票が行われた。立候補したのは当選した中川市長と野澤朗前副市長の2人。前者の得票は5万4千954、後者が4万6千354だった。

 

今回の市長選は3期務めた村山秀幸市長の退任を受け、2人の新人によって争われた。当選した中川市長は46歳。4年前の市長選にも出馬し、当時の現職、村山市長に敗れはしたが、わずか1千462票差の接戦だった。

 

その中川市長だが、オフィシャルサイトのプロフィルによれば、広島大学卒業後、東京で環境NPOの活動を始め、平成13(2001)年、上越市の桑取地区を活性化するNPO法人「かみえちご山里ファン倶楽部」の事務局長に就任。そこで7年間勤務したという。平成20(2008)年から市議を2期務めた。

 

選挙戦で野澤前副市長側は地元の自民党県議や多数の市議が支援する部厚い布陣。一方、中川市長サイドは前回の選挙に続き、政党や団体などの支援に頼らない「草の根型」で臨んだ。選挙の情勢は終始「中川リード」と伝えられ、結果はそのとおりになった。

 

上越市長選の告示日は10月24日、投開票が同月31日。選挙戦の最終日となった同月30日のことだ。中川市長の選挙事務所にいた支持者らは、かなり激高していた。「これで選挙に負けたら、選挙無効の訴えを起こさなければならない」。そう声を荒らげ
る支持者もいた。

 

中川サイドを怒らせたのが、対立する野澤サイドが選挙期間中に新聞折り込みで配布したビラや、市内に掲示したポスター、あるいは、やはり選挙期間中の個人演説会に市内の町内会長に動員を要請した文書類だった。

 

これらは選挙に関心が薄い人でも、「ちょっとまずいのでは…」と思いたくなる代物だった。しかもこれらのビラやポスターについては、上越市の選挙管理委員会(選管)がお墨付きを与えていたというから、一概には信じがたい。…続きは本誌

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