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2021年05月9日

コロナ禍が激変させた新潟の風景

2021年02月26日

コロナ禍に突入してから早くも1年が経過。さまざまな方面に多大な影響が出ているが、その中でも最もダメージを受けているのが飲食業界だ。もはや通常どおりの営業を継続できている飲食店は少数派とまでいわれており、ここへ来て大手チェーンの中にも一部店舗の閉店に踏み切るところが出始めている。

 

緊急事態宣言の再発出で飲食店は死活問題の大打撃

 

飲食業界関係者がため息交じりに話す。

「昨年10月に『Go To イートキャンペーン』がスタートして以降、売り上げが一気に伸びたのは事実です。11月は前年同
月に比べて7割程度にまで売り上げが回復しましたからね。翌12月は忘年会の激減が最初から織り込み済みでしたから、売り上げが大幅に落ち込んでもさほどショックを受けませんでしたが、年明け早々に1都3県に2度目の緊急事態宣言が出さ
れたのは正直なところ想定外でした」 (新潟駅前の飲食店関係者)

 

この関係者によると、緊急事態宣言が出されて以降、売り上げは前年同期比で「良くて4割程度、悪いと4分の1程度にまで落ち込んでいる」(同前)という。

 

「昨年12月末に『Go To イート』の食事券が一時販売停止となり、今も販売が再開されていない影響もありますが、それ
以上に緊急事態宣言が再び出されたことが響いています。

 

“新潟は対象外ではないか”

 

とおっしゃる方もいると思いますが、われわれの業界は世間のムードに大きく左右されますから、確実に影響は出ています。加えてこの冬の大雪が売り上げ減少に拍車を掛けました」 (同)

 

別の業界関係者がいう。

「新潟市内には新潟駅前と古町界隈(中央区)に飲食店が集積していますが、古町の繁華街は主に地元の固定客によって支えられているのに対し、新潟駅前の繁華街は地元の固定客はもちろん、一見客もかなり多いのです。

 

新潟駅前の飲食店に立ち寄る一見客は新幹線に乗って東京方面から来た人たちも多いのですが、1月7日に政府が1都3県に緊急事態宣言を出して以降、県外客がめっきり減ったことから、新潟駅前の飲食店は大打撃を受けているというわけです。

 

実際のところ駅前の居酒屋の中には、1都3県に緊急事態宣言が出されたのを受けて、緊急事態宣言が解除される前日の2月7日まで臨時休業することにした店もありますよ」(新潟駅前の別の飲食店関係者)

 

しかしながら周知のとおり、政府は当初2月7日を期限としていた10都府県に対する緊急事態宣言を3月7日まで延長することを決定した。

 

これを受けて2月7日まで臨時休業するとしていた飲食店の動向が注目されたが、当初の予定どおり2月8日から営業を再開する店が複数確認された。

 

前出の業界関係者がその理由について言及する。

 

「国が緊急事態宣言を1カ月延長したからといって、飲食店にはもはや臨時休業を1カ月も延長するほどの体力は残っていないということです」 (同)…続きは本誌

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