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2021年03月9日

爆破予告まで出た新潟市成人式のイレギュラー

2021年01月27日

1月10日、新潟市では賛否両論が渦巻く中、成人式が行われた。新型コロナウイルスの「第3波」に加え、記録的な豪雪のおまけ付き。さらにネット上には〈コロナ対策のため、会場に火をつけます〉だの、〈会場を爆破します〉といった物騒な書き込みまで登場。幸い何ごとも起こらなかったが、様々な意味で記念すべき成人式になった。

 

警報継続、警戒強化中の開催

 

1月10日、新潟市は恒例の成人式を行った。これまでと同様、会場は中央区にある朱鷺メッセ。今年度、同市の新成人は約7千300人で、主催者側の発表によれば約2千200人が成人式に参加したという。

 

例年1回だった式を、コロナ禍の今年は1部、2部の2回に分けて開催。「概ね2週間前から県内に滞在し、発熱・体調不良がないこと」を式への参加要件とした。

 

昨年暮れ、ある新潟市議がこう言っていた。

「年明け10日の成人式挙行に疑問の声が多数上がっています。新型コロナウイルスに対する予防対策に万全を期すとはいえ、式が終わった後、二次会などでの混乱が予想され、万が一の場合はトップの責任問題に発展する可能性もあります」

 

ごもっともな指摘だった。県が新型コロナウイルスに関する独自の警戒警報(呼びかけ期間:令和2年12月17日から同3年1月6日)を発令したのは昨年12月17日。警報に伴う県民へのお願いは主に以下の3点だった。

 

〈感染拡大が見られる他都道府県との往来(出張、帰省等)は、改めて必要性を判断し、不要・不急の場合は控える〉、〈年末年始期間中(12/29~1/3)の、普段顔を合わせない人(遠方の親戚含む)との飲み会・食事会は、極力控える〉、〈次のイベント(忘年会、新年会、初詣)を実施する場合は感染防止を徹底〉

 

だが県内では警報発令後もクラスターが発生するなど、感染拡大に歯止めはかからず。1月5日、花角英世知事はメッセージ動画を公開し、自ら県民に警報の継続と、〈感染拡大が見られる他都道府県との往来はさらに慎重に判断し、極力 控える〉など、さらなる警戒を訴えた。

 

県内の自治体では燕市が3月実施予定の成人式を11月に延期し、会場も1カ所から3カ所での分散開催とすることを決めた。一方、柏崎市は3月に開催を予定していたが中止を決定。五泉市は3月に延期していたものを、さらに5月に再延期した。そのほか開催期日が未定(小千谷市)や、村上市のように1月11日にオンラインのみで開催したところもある。

 

成人式の中止や延期は県内に限った話ではない。年末年始は「第3波」となった新型コロナウイルス感染拡大の真っただ中だった。県内の感染者は1月15日で757例。そのうちの40%、307例が新潟市内で発生したものだ。それだけに同市の成人式に注目が集まっていた。…続きは本誌

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