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2019年12月15日

上昇気流に乗る新潟空港 軌道系アクセス早期検討に期待

2019年03月27日

平成30年、新潟空港の利用者は11年ぶりに112万人を超えた。国際路線は対前年比がすべてプラスで絶好調。国内線でもLCC(格安航空会社)ピーチの大阪便が好調を維持している。空港から県内観光地への二次交通についても、新年度も引き続き強化される見込みだ。こうなると空港への軌道系アクセスの早期検討を期待したくなる。

 

好調、新潟空港、香港線、年内開設へ

 

県議会2月定例会の常任委員会(建設公安員会)で、交通政策局長がこう解説した。
「新潟空港の利用者数は112万3千人と、平成19年以来11年ぶりの112万人超えとなりました。国内線につきましては、大阪線では関西国際空港線の新規就航もあり、対前年比121・0%の利用者数となりました。一方、札幌線は1往復減便により、福岡線は機材の小型化もあり利用者数は減少となりました。

 

国際線つきましては、すべての路線で前年を上回る利用実績となっており、国際線全体では、対前年度比120・5%の利用者となっています。なお3月末からの夏季スケジュールでは、ハルビン線が週3便から週4便に、台北線が週2便から3便の増便が決まっております」

 

新潟空港は国際線を中心に上昇気流に乗っているようだ。新規国際線の就航については以下のよう。

 

「大連や台湾の高雄との路線開設を目指すとともに、昨年の知事や副知事の訪問によるベトナムやシンガポールなど東南アジアへのトップセールスを踏まえ、これらの路線についても複数の航空会社との協議を進めているところです」(空港課長、県議会2月定例会の建設公安委員会、以下も答弁は同委員会でのもの)

 

東南アジアのほか、モンゴルとの間でチャーター便について構想があるという。

「モンゴルとのチャーター便について、去る2月19日にモンゴルの特命全権大使が知事を表敬しております。その際に首都のウランバートルの新国際空港がこの秋に開設されることを契機に、チャーター便を運航させたいと提案がありました。

 

知事はチャーター便の実現を含めてモンゴルとの交流を拡大したいと発言しています。空港課としては知事政策局と連携するとともに、現在唯一の定期路線である成田-モンゴル線の状況、ウランバートルの空港建設の進捗状況、あるいはチャーターの実績で先行している静岡県の取り組みなどについて情報収集
に努めてまいりたいと考えています」 (同)

 

国際線の新規開設では、香港線の実現が近いらしい。

「香港線開設に向けた進捗状況ですが、今年中の路線開設を目指し、複数の航空会社と、観光局や新潟市とともに継続的に交渉を進めています。 地方空港では香港線の誘致競争が激化しております。ここで具体的な見通しを明確にお答えすることはできませんが、着実に交渉は進展していると、認識をしております。

 

本県を訪れる外国人観光客のうち、昨年の香港からの宿泊客数は前年比で6割を超える勢いで伸びております。こうしたインバウンド実績をさらに伸ばすためにも、香港線開設に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えております」 (空港課長)

 

二次交通強化へ

 

県が昨年から力を入れているのが、新潟空港から主要な観光地への二次交通の整備だ。県が運行事業者に補助金を出し、路線整備を推進している。「二次交通の4路線の利用状況ですが、今年1月末までの利用人数は、瀬波温泉行きが66人、新潟港佐渡汽船ターミナル行きが4千637人、月岡温泉行きが481人、弥彦岩室行きが24人、合計5千208人にご利用いただいているところです。さらなる利用拡大に向け、認知度アップが課題で、来年度も運行事業者と
連携してPRしていきたい」(空港課長)

 

利用者が少ない弥彦岩室便については、昨年10月から「新潟ウェストコーストライナー」という名称でイメージアップを図ったり、ポータルサイトを立ち上げるなどしている。…続きは本誌に

 

 

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