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2017年10月24日

激突県議会 新幹線空港延伸で「呆れた知事発言」を自公がぶった切る!

2017年07月27日

「上越新幹線の新潟空港延伸が50年先、100年先の新潟に必要なプロジェクトだとすれば、費用対効果なども含め、具体的なプランが示されるべき」。県議会6月定例会で米山隆一はこうした趣旨の発言を繰り返した。一方、知事の態度に業を煮やし、「ヘ理屈ではなく、まず自身が空港活性化、アクセス改善に汗をかけ」と自民党の県議らが迫った。知事与党がマイナーな県議会で、ガチな対決が始まったが、米山知事の大局観の欠如が炙り出されてきた。

 

新幹線空港延伸は論外か

 

県の第1回新潟空港アクセス改善協議会が開催されたのは5月30日のこと。同会の会長は米山隆一知事で、行政、経済界、交通事業者など、外部有識者が委員を務めて
いる。

 

行政の分野では篠田昭新潟市長ら、経済界では県商議所連合会の福田勝之会頭や新潟経済同友会の今井幹文筆頭幹事ら、交通事業者ではJR東日本新潟支社の弭は ず間ま 俊則支社長らと、関係各界のトップを網羅したような陣立てだ。

 

これまで空港アクセスの改善で注目され続けてきたのが上越新幹線の新潟空港延伸だった。この構想は平成3年(1991)、金子清知事の時代に策定された「にいがた21戦略プロジェクト」の中に、〈新幹線鉄道の空港直通化〉として初めて盛り込まれた。

 

佐川急便事件の余波で退陣せざるを得なくなった金子知事だが、同知事が打ち出した戦略プロジェクトは、「その後の県政を方向づけた」と言われる。例えば「新日本海フロント」というキャッチフレーズを打ち出し、環日本海交流の促進施策をスタートさせたのも同知事だった。

 

新幹線の空港延伸だが、これまで四半世紀以上の間、さまざま検討され続けてきた。だが事業化されていないことは言うまでもない。新幹線延伸案の概算建設費は422億円。新幹線ではなく、JR白新線の延伸案では308億円と試算されている、

 

新潟空港アクセス改善協議会での注目は、何と言っても新幹線延伸案をどうするかだ。同協議会では今後ワーキングチームで検討を重ね、11月頃の第2回会合で取りまとめを行う予定だという。

 

第1回協議会の議事概要が公開されている。だが概要で議論の方向性が今ひとつ分からない。初会合後、米山知事が報道陣に語った内容を地元紙が伝えた。そのタイトルは〈知事、新幹線延伸に慎重〉といったもの。新潟空港の利用者は年間100万人を切る状況。新幹線延伸の採算性を考えた場合、170万人の利用者が必要とされる。

 

こうした事情を意識した米山知事の発言から、〈知事、新幹線延伸に慎重〉というタイトルになったらしい。この地元紙の記事だが、反響が大きかった。

 

「(地元紙の報道にあるように)新幹線乗り入れにかかる赤字負担について、知事自らが疑義を呈することは協議会の議論が意味をなさないものと思います」(県議会6月定例会、自民党の小林一大県議による代表質問)

 

初めから「新幹線乗り入れは論外」みたいなことでは、協議会も何もあったものではない。…続きは本誌に

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