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2017年04月27日

上越市長選の役者はいまだ出揃わず?

2017年03月27日

p162今秋実施の上越市長選には現在、2人が出馬を表明している。1人は現職、1人は前市議。役者が揃ったとはまだ言えず、第3の候補の可能性は消えていない。

 

「未完」の先に続くのは…

 

最近の上越市は福祉施策がトレンドなのかもしれない。

 

上越市の’17年度当初予算案の目玉は子育て施策。子育て支援施設の設置や保育料の見直しなどが掲げられた。「上杉謙信の愛刀を買うお金があるのなら、福祉施策に充ててほしい」といった声も市民から聞かれる。宮越馨元上越市長が「子供年金制度」を提案しているのは本号フォトページの通りだ。

 

宮越氏は’93~’01年、上越市長を2期務めた。今秋の市長選に向け、現職、中川幹太前市議に続く第3の候補として出馬可能性が囁かれている人物でもある。

 

宮越氏は3月18日、子供年金制度の実現可能性を探ったアンケ―トの結果報告会を開催。当日の受付には昨年出版した自著「未完」が販売されていた。

「今日は受付に『未完』という意味深の題名で綴った本を置いてありますが…」(宮越氏)

 

「未完」では生い立ちや計11回に及ぶ選挙戦の思い出、市長時代に行った施策などについて触れている。しかし単なる回顧録ではない。政策提言にも丸々1章を割き、あとがきにはこんな一文がある。

 

「新幹線が来た! で満足してはいけないのです。これから『地方からの国づくり』」の本番が始まるのです〉

 

そして最後の一行。

 

「未完! しかしチャンスはある」

 

読者の多く、いや全てが意味深く受け取らざる得ない著作だった。

 

アンケートの結果報告会で宮越氏は、分権社会政策研究所の代表として人口減少問題を子細に語った。

 

総務省は昨年10月、5年に1度行う国勢調査の確定値を発表した。それによると’15年10月1日時点の国内総人口は1億2709万人。1920年の調査開始以降、人口は増大を続けていたが、ここに来て初めて減少に転じた(’10年比で96万人減少)。

 

宮越氏はこのデータを引きつつ、「ここからが問題」として国立社会保障・人口問題研究所による将来推計人口を示した。

 

「日本の人口は31年後に1億人を割るとされています。50年後には8千万人台、66年後には半減するとされています。100年後は4千万人台です。(中略)。これには何か手を打たなければなりません」

 

日本の人口ピラミッドを辿ると、20歳未満の人口は’13年時点で2244万人いるが、2060年には1104万人にまで減少する見込み。

 

「土台(19歳までの若者)が半数になれば当然、その上の世代の人口は先細りしていきます。大変なことです」

 

宮越氏は子供が減っていく種々のデータや未婚化・非婚化、晩婚化・晩産化のデータを示し、出生数増加の重要性を説いた。宮越氏が提案する子供年金制度は出生数の増加こそが狙い。同制度の実行こそが〈地域を救い、国を救う最も有効な手段であると確信している〉(当日配布資料より)という。

 

「私なら『かがやき』を停められる」

 

宮越氏は上越市の年齢別人口の推移も示した。

「私が上越市を担当していた時代(市長時代)は人口減少があまり進まなかった、出生率は改善した。つまり、施策はきちんと打てば響いてくる」

 

宮越氏は現市政に相当問題意識を感じているようだった。…続きは本誌に

 

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