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2019年11月14日

長岡市長選はどんぐりの背比べ!?

2016年09月27日

森民夫前長岡市長の辞職に伴う同市長選の告示(10月9日)まで半月に迫った(本誌発売日から)。いずれも新人で出馬を表明している、元市議の藤井盛光氏(38、無所属)、元市議会議長の小熊正志氏(66、無所属)、前副市長の磯田達伸氏(64)はそれぞれ事務所開きを終わらせた。各氏とも地域を細かく回り、苦心の公約を訴えるなど、10月16日の投開票日を見据えた前哨戦は丁々発止と熱を帯びている。ただ、市民からは訴えの違いが判別しにくいとの声がある。そして、注目の柏崎刈羽原発の再稼働に対するスタンスが3氏ともに不透明という厳しい指摘だ。

 

短期決戦

 

藤井氏は中心部に近い柏町に事務所を構えた。9月11日の事務所開きには、地元住民や藤井氏が副住職を務める寺の檀家ら約50人が出席した。

 

「長岡の空気を入れかえ働く場所を増やす」と、各地域の特徴を活かした雇用創出と新産業創出を強く訴えた。

 

とりわけ、原発の再稼働については「長岡市民の安全性を担保しつつ、再稼働の是非は住民投票を実施して民意を確認したい。

 

もちろん、長岡市だけで住民投票を実施しても大きな効力がないことは承知している」と強調。しかし、有権者は「公人と私人の使い分けで、原発問題を語ってはダメ。反対票目当ての詭弁に過ぎない。こんな発言をしていたら、立地地域では無視されるか排除されるだけ」と手厳しい。

 

マニフェストのメインキャッチは現市政からの「転換」。そのために、若い力で新しい長岡を創る、とある。

 

前回市長選で支持を得られず、逆に批判された市議時代の後援会メンバーも戻ってきた。

 

選挙対策委員長の関満彦氏は、「前回選挙のときはまったく意見が合わず、退いていましたが、今度はそうはいかない。かつてのメンバーに、新たな若いメンバーが加わり、より強力になりました。

 

 

前回選挙では、現職森民夫市長を支援した星野伊佐夫県議(当時、自民党県連会長)が「圧勝の目安としていたダブルスコアに届かなかった」と肝を冷やしたほどの善戦健闘だっただけに、2度目となる今回は「絶対に負けられない」と選対スタッフは背水の陣だ。

 

p77

おそらく、小熊候補や磯田候補の選対をはるかにしのぐパワフルな布陣が出来上がったと思います」と自信のほどをのぞかせた。前回選挙で歓迎を受けた合併地域での支持を固める算段だが、森長岡市長への批判票に過ぎなかった面は否めない。

藤井盛光氏は、岩手県盛岡市生まれ。慶応義塾大理工学部から同大学院を経て、国立研究開発法人・理化学研究所(埼玉県和光市)の脳科学センター研究員に。平成22年、結婚を機に、長岡市の曹洞宗太平山興国寺に婿入り、仏門に入る。現在、同寺副住職をつとめている。

 

ちなみに、興国寺は「米百俵」の逸話で有名な小林虎三郎の墓があることでも知られる地元有数の名刹である。

 

小熊氏は9月10日、地元の蓮潟で事務所開き。選対本部長を務める酒井正春市議を筆頭に、保守系会派の加藤尚登、広井晃、高見美加、古川原直人ら5市議のほか、「小熊正志氏を応援する会」の澤秀一郎会長が地元住民ら約150人を前に「1次産業とサービス業を元気にし、長岡市を急成長させる」と持ち前の大音声でぶち上げた。…続きは本誌に

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