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2019年07月21日

県立加茂病院”田上移転案”急浮上で新局面へ

2015年10月27日

「その手があったのか…」と、膝を叩きたくなる妙案が飛び出した。県立加茂病院の改築事業はこう着状態が続いている。県案に不満を表明する加茂の小池清彦市長が、改築に向けた工事の開始を認めようとしないからだ。「ならば」と、隣接の田上町が土地を用意し病院を誘致しようという。この”陽動作戦”は小池市長をひるませることができたのだろうか…?

 

隣接の田上町、動く

 

〈県立加茂病院は『地域密着型病院』を目指し、平成29年開院に向け工事を進めるための環境は整っているところであります。

 

しかし加茂市長は自らの要望受け入れを固持し、行政手続きの処理を放置し、対抗措置を取っている現状です。県知事との話し合いも持たれましたが、打開の糸口は見いだせず、このままでは全面改築の是非も問われかねない状況と危ぐしております。

 

こうした状況の中、当町議会としては県立加茂病院全面改築の早期実現は田上町民の期待と希望であると考えます〉

 

県立加茂病院の改築をめぐり、加茂の小池清彦市長と県側の対立が続いている。県の改築案に同市長が不満を表明し、自身の要求を貫徹させる方針を変えようとしていない。そのためこう着状態となり、「改築計画がご破算になりはしないか」という懸念まで広がっている。前出の意見書は満場一致で可決され、泉田裕彦知事と県の病院局長に送付されることになった。

 

その1カ月前、田上町議会は佐藤邦義町長に対し、隣接の田上町、動く「加茂病院が計画どおり平成29年度末に開院できるよう全力を傾注すること」とする要望書を提出。同町長に加茂市長への働きかけを依頼してもいる。

 

p36

意見書が可決された4日後の9月29日、田上町の佐藤邦義町長と皆川忠志議長ら町議8人は県庁に泉田裕彦知事を訪ね、直接意見書を手渡した(写真)。

 

加茂は別格、県立で改築

 

泉田知事は加茂市の出身だ。記録には県立加茂病院が現在地に移転したのは昭和27年(1952)とある。知事の親戚筋によれば、「知事の実家の土地が加茂病院の用地になっている」という。それはともかく、現加茂病院の全面改築工事が竣工したのは昭和45年(1970)のこと。それから45年が経過し、施設の老朽化が目立つ。

 

県立病院の再編で魚沼圏域では一般病床400の魚沼基幹病院が誕生した。圏域内にあった小出、六日町の県立病院は、それぞれ病床数を減らし魚沼市、南魚沼市に移管されることになった。

 

一方、県央圏域でも基幹病院が計画され、平成30年代前半の開院予定だという。この圏域内にある加茂病院だが、県立のまま病床数180も維持し、現地で改築されることが決まっている。…続きは本誌にて

 

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