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2019年10月21日

日東駒専が難関大入り⁉ 本県受験生を襲った私大定員厳格化

2019年05月27日

首都圏の私大に“異変”が起きている? 定員の厳格化もさることながら、大学の取組が周知されたことで、「選ばれる大学」に変化が起き、序列が崩れつつあるとか。有名大学を目指す傾向が大きく揺らいでいるわけではないが、「高偏差値大学」だから選ばれる時代ではなくなっているようだ。そして、本県から多数の合格者が出ていた大学群に変化が起きていたことも分かった。

 

MRACHからSMARTへ?

 

本誌はこれまで、「旧帝大」や「早慶上理」など、受験産業界、教育界で一般的に使われている大学の括り(カテゴリー)を使用し、データ分析などに活用してきた。

 

旧帝大は北から北海道大、東北大、東京大、名古屋大、京都大、大阪大、九州大。早慶上理は早稲田大、慶応義塾大、上智大、東京理科大だ。他にも「MARCH」は明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大。「日東駒専」は日本大、東洋大、駒沢大、専修大だ。

 

旧帝国大学という括り、難易度的に同じという括りなど、主に受験産業が名付け、いつしか定着した。「わが校から旧帝大に何人が合格した」などと言い、学校のアピールに使っていくうちにブランド化したのだった。

 

こうした括りがいま、崩れつつあるらしい。週刊朝日1月5日号を参考にすると、例えば「SMART」。「MARCH」から中大と法大が抜け、上智大(Sophia University)と東京理科大(T)を加えた括り。中大と法大を抜かさず「SMARTCH」(スマートチャンネル)とする括りも紹介されている。「独自の入試改革を進めている」上智大、青学大、早大の頭文字から「JAW」(ジョー)。志願者数が多く勢いのある早大、明大、法大、日大、東洋大、近畿大を括って「早明法日東近」もある。ちなみに、今でもたまに見る「早慶近」は、早慶に近大を加えた、近大の巧みな広報戦略だ。

 

高大接続改革、大学入試改革は2年後。知識を問う試験問題は減り、課題解決力を問う問題、入試形態に変わるとされている。

 

「入試が変わる以上に、大学も変わる。知識量が豊富だけでは大学の学びについていけない。他の学生と協働して課題を解決することができないとダメ。その能力があるかどうかを見る入試になる」

 

と元公立校教員は言い、続ける。

 

「大学は今後、推薦やAO入試の比率を高める流れに向く。推薦入試等で学力の裏付けは求めるが、課題解決力や協働力が主になるとすれば、難関大、つまり偏差値の高い大学が人気を誇るという今までの流れは崩れると思う」

 

そう簡単に序列や括りが崩れないという見方もある。

「平成の30年間で私立大が爆発的に増えたのに、難易度の序列はほとんど変化しなかった。高校の側から見れば、MARCHなどの括りは広報戦略上、使いやすい。受験生も親御さんも変化しない方が安心するだろうから、私はそう簡単に括りは変わらないと見ています」(私立校元教員)

 

新テストになるとはいえ、マークシートの一部が記述試験になるだけとも言える。いまの教科書の中身がガラリと変わったわけでもない。とはいえ、変化や進化の著しい大学もある。「少なくとも言えるのは、平成時代の大学入試の感覚は、令和時代の大学入試とは別物になることは間違いない、ということです」…続きは本誌に

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