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2019年12月12日

新潟市北区 元市長候補がかき乱す県議選・市議選

2019年03月27日

昨年の新潟市長では北区の小柳聡元市議と同区の飯野晋元区長が立候補した。次点と4位に終わった2人だが、小柳は復帰を目指して市議選に、飯野は県議選に、それぞれ同区から出馬する見込みだ。前回の市議選でトップ当選した小柳、同区に限って言えば市長選で2位の票を獲得した飯野。2人の出馬は注目であり、お騒がせでもある(敬称略)。

 

北区は「人材の宝庫」らしい。4人で争われた昨年の新潟市長選だが、候補者のうち2人は同区の関係者だった。次点の元市議、小柳聡は全体で約9万票を
獲得。4位に終わった経産省出身の元区長、飯野晋だが、北区に限ってみればその得票は中原八一市長や吉田孝志元市議を上回る約8千6百。同区では小柳
に次いで2位だった。

 

今回の統一地方選で、小柳は復帰を目指して市議選に、飯野は県議選にそれぞれ北区から出馬する。このうち市議選の定数は5。現職のうち、2期務めた南まゆみ(民主にいがた)は引退。現職4人に加え、元職の小柳、そして新人の女性候補1人と、定数5を6人で争う見込みだ。

 

やはり気になるのが小柳の得票だろう。ベテランの選挙通による分析は以下のよう。

「小柳は4年前に約6千票を獲得し、トップで初当選しました。市長選に出馬して名は売ったものの、市議としての実績はパッとしない。前回支持した方々でも離反している部分が確実にあります。

 

一方、引退する南が獲得していた約4千票ですが、旧新潟市北地区の地域票と労組の票が主です。労組の関係は、同じ民主にいがたに所属した小柳に行く
でしょう。減る分と増える分を考慮すると、小柳の得票は前回と同様の6千から6千5百というところでしょうか」

 

市議選では旧北地区から自民の現職が2人と女性候補1人が出馬する。旧豊栄地区では小柳のほか、共に現職の保守系候補と共産党の女性候補が出る。
「自民党の現職でも皆川英二は確実に票を伸ばすでしょう。引退する南と同じ2期目で、同じ北地区が地盤なわけですが、初出馬の表明は南の方が早かっ
た。それで地元推薦が南になった。その地元分が皆川に回るはずですから」 (同)

 

「5位当選を共産党と新人の女性候補で争うことになる」というのが一般的な観測だ。「飯野晋の出馬で混沌としているのが県議選です」 (同)

 

北区の県議選は定数2で、現職は共に自民の青柳正司と石塚健。得票は前者が約1万、後者が約9千だった。このうち石塚は今期限りで引退する。立候
補を予定しているのは青柳のほか、前回約8千票を獲得して次点に終わった長谷川優、8年前は同区の市議選に出馬した自由党県連幹事長の菊地徹、そして
元区長の飯野。

 

「自民の石塚票は豊栄地区の地域票でもある。だから同じ自民で競い合った北地区の青柳より、豊栄地区により馴染みがある保守系の飯野に流れやすい。選挙巧者の森裕子が推す菊池だが、いったい誰が推すのか見えてこない。この菊池が得票を伸ばせば、同じく野党系で黒岩宇洋衆院議員が推す長谷川が食われることになる。今のところ、青柳、飯野、長谷川の3人のうち、誰が脱落してもおかしくない状況だ」 (北区の自民党関係者)

 

北区県議選の混沌は、市長選のトバッチリかも。

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