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2018年12月10日

リニア開業に向け熱望される柏崎刈羽原発再稼働

2018年07月27日

世界最大の原子力発電所である柏崎刈羽原発を抱える本県─。一般に柏崎刈羽原発は「関東圏の電力需要を賄うための原発」と捉えられているようだが、その存在意義は県民が思っているよりも格段に大きく、国が同原発の再稼働を強く望んでいることには確たる理由がある。その理由とは、2027年に開業予定のリニア中央新幹線の電力供給源として同原発の再稼働が不可欠だからだ。

 

リニア早期開業を目指す二階幹事長

 

先の知事選について選挙通がいう。

「知事選は自民・公明が推す花角英世さんが勝利しましたが、今回は自民党本部の重鎮らが自ら新潟入りして全面支援する異例の選挙でした。その並み居る重鎮の中でもひときわ存在感を示していたのが二階俊博幹事長ですよ。

 

新潟は前回の知事選や衆院選、参院選で自民が連敗しているだけに党本部にとって威信をかけた選挙だったとはいえ、地元土地改良区などの各種団体や企業を回る二階さんの力の入れようは尋常ではなく、まるで自分の選挙を戦っているようでした」 (自民党支持者)

 

知事に就任した花角氏といえば、二階氏が運輸相時代に秘書官を務めたことで知られている。「二階さんにしてみれば、かつての部下可愛さであそこまで頑張ったのでしょう」(同)

 

そんな見方もある。たしかに泉田裕彦氏(現衆院議員)が知事だった当時、北陸新幹線の負担金問題や原発再稼働の議論をめぐって国の手をさんざん焼かせたことから、二階氏にしてみれば「花角君が知事になれば国との連携もうまくいく」と踏んだのかもしれない。

 

二階氏の選挙区は和歌山3区。和歌山県議を2期務めた後、1983年に自民公認(田中派)で衆院選に初当選して中央政界入りした。

 

その二階氏も79歳となり、政界引退もそう先の話ではないといわれている。

 

ある関係筋が話す。

「実のところ二階さんは自らの政界引退の花道として、ある巨大プロジェクトの完結に向けた道筋をつけたいと考えているといいます。その巨大プロジェクトとは、東京─大阪間を結ぶリニア中央新幹線の開業ですよ」(在京マスコミ関係者)

 

リニア中央新幹線とは、リニアモーターカー方式により最高時速約500㌔で走行する東京─大阪間を結ぶ次世代型新幹線のことだ。

 

開業すれば東京─大阪間をわずか67分で結び、東阪間の移動時間が新幹線「のぞみ」の2分の1に短縮される。

 

2027年に東京(品川)─名古屋間が先行開業する予定で、2045年には大阪まで延伸する計画だ。

 

一方、二階氏が会長を務める自民党近畿ブロック両院議員会は2015年9月、高速鉄道網の整備によって近畿圏の発展を促す「近畿メガリージョン構想」を提唱。その柱がリニア中央新幹線の名古屋・大阪同時開業だ。

 

「東京─名古屋間の先行開業から20年近くも遅れて大阪に延伸したのでは、その間に大阪から名古屋に企業が流出してしまうという危惧が二階氏らにはあります。だから名古屋・大阪同時開業を強く訴えているのです」 (同)

 

柏崎刈羽原発がリニア実験線に電力供給

 

先の知事選で新潟入りした二階氏は、マスコミ関係者らを前に「絶対に負けられない選挙」といって力を込めた。

 

さる政治通がいう。…続きは本誌に

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