• Clip to Evernote

2018年10月20日

『皮脂欠乏性皮膚炎は飲み薬が有効』

2018年07月27日

センター前ヒフ科
稲 晃市郎 院長

■医師データ
産業医科大学卒。千葉徳洲会病院でローテート研修2年。産業医大病院、JCHO(旧九州厚生年金病院)、新潟労災病院を経て開業。

 

 

 

 

冬場で空気が乾燥してくると、体のあちこちがかゆくなってくる人が多い。特に乾燥肌の人などは症状が顕著に現れてくる。今回は、そんな冬場に多い皮脂欠乏性皮膚炎を取り上げる。解説はセンター前ヒフ科の稲晃市郎院長にお願いした。

 

「冬場、空気が乾燥してくると体のあちこちがかゆくなってくるのが皮脂欠乏性皮膚炎です。冬場の乾燥時期に好発し、春から夏にかけて症状がなくなっていくのがこの病気の特徴です。汗をかきにくく、皮脂の分泌も減る傾向にある高齢者に多いですが、乾燥肌の人や若い人など、誰でも罹患します。

 

乾燥して肌がカサカサしてくると症状が現れはじめ、さらに入浴や布団にくるまる、お酒を飲むなど体が温まるような刺激があると、さらにむずむずとかゆみを感じるようになります。

 

このかゆみは、かけばかいただけ、ひどくなっていきます。さらに、かいてしまうと他のところまでかゆみが広がっていきます。かゆいからと言って、よく“かきこわす”人がいますが、それをやってしまうと悲惨な事態を招くことになります。

 

皮脂欠乏性皮膚炎で皮膚科を受診する患者さんの多くは、ぬり薬を希望されます。皮膚科というとぬり薬をイメージされる方が多いようで、かゆかったら薬をぬるものだと思っていらっしゃるのでしょう。

 

ただ、正直言って、ぬり薬は効率的とは思えません。かゆみがあちこちにあれば、あちこちに薬をぬらなければいけませんし、かゆみが広がってくれば、薬をぬる範囲も広がっていきます。さらに、背中など自分でぬれないところには家族などからぬってもらうしかなく、そういった手間もかかってしまいます。

 

これらの問題を一気に解決するのが、…続きは本誌に

  • Clip to Evernote

もっと読む