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2018年01月19日

”財政破綻”で崖っぷちの新潟市を横目に、篠田市長の危うい節税対策

2017年12月27日

新潟市の財政は尻に火がついた状況だ。「平成30年度は119億円の財源不足」、「300億円以上あった市の貯金がこのままではゼロになる」等々ささやかれ始めた。そんな市の状況などお構いなく、市長は副業と節税対策にいそしんでいいたかと思うと腹が立ってしまう。と同時に、トップとしての姿勢が疑われる。

 

まさか!?の副業発覚

 

平成27年(2015)12月号で、本誌は「篠田昭新潟市長名義のアパートが新築中である」と伝えた。記事のタイトルは「まさか!? の副業発覚 篠田新潟市長不動産投資でアパート新築」というもの。

 

とにかく現職の市長が、堂々と自身の名義でアパートを新築しているのが信じ難かった。

 

その情報をいち早くキャッチした新潟市内の不動産業はこう言った。

 

「嘘だと思うのなら、自分の目で確かめればいい。土地や建物は動かない。だから不動産と言うんだ。アパートは逃げも隠れもしない。本当の話だ」

 

平成27年11月初めのことだった。篠田市長名義のアパートが新築中だったのは、同市長の自宅近く。秋の日はつるべ落としで、すぐに暗くなる。この話を不動産業者の事務所で聞かされたのは夕刻で、既に日が沈みかけていた。篠田市長の自宅は中央区天神尾にある。とにかく確認に向かうことにした。

 

市長宅は幹線道路から入ったところにあって、周囲の道路は実に狭い。おまけに一方通行が多く、既に暗くアパートの建設現場もなかなか確認しづらい。だがそれと思われる新築物件は確かにあった。

 

位置は不動産業者が言うとおり、市長宅の裏手に当たる。車2台がすれ違うことができない道路のどん詰まりに、その新築物件があった。そこには「篠田昭様邸 新築工事」とある看板が掲げられていた。そして「建築基準法による確認済み証」に、建築主は〈篠田 昭 様〉、施工者は〈積水ハウス〉と記入してあった。

 

篠田市長によるアパート新築は間違いなかった。建築現場の表示によれば、平成27年8月31日に着工されたアパートは、同28年1月25日に竣工となっていた。嘘みたいな話だが、同市長は在任中に副業で、不動産投資としてアパート経営を始めたわけだ。

 

アパートは4千万円ほどか

 

今思えば、篠田市長によるアパート新築を伝えた記事は思慮不足だった。とにかく市長名義でアパートが新築中だったことに驚いたため…とは言い訳だが。

 

条例に基づき篠田市長の資産は定期的に公開されている。

 

過去の公開を見ると、同市長には「不動産賃貸料」として、年間100万円余の所得があった。どの不動産からの収入であるかは公開されていいない。資産の関係から、同市長が所有する東京都・高円寺南のマンションからのものと考えられた。市長は新築のアパートで不動産賃貸の副業を拡大させたようなものだ。

 

前回の記事が思慮不足だったとするのにはわけがある。前回は篠田市長によるアパート新築と、同市長がJR新潟駅万代口に近く、現在のヨドバシカメラマルチメディア新潟駅前店(中央区弁天1丁目)の場所に所有していた土地の関係にしか注目していなかった。

 

市長名義のアパートについて、不動産管理会社の営業担当者がこう解説してくれた。「これは積水ハウスのシャーメゾンという商品で、1戸で1、2階を使うタイプです。間取りは2LDKでしょうか。工事の様子からすると1棟で4戸のアパートのようです」

 

このアパートの建設事業費はどれくらいなのだろうか?…続きは本誌に

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