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2017年12月17日

英文ツイッターで問われた米山知事の品格

2017年11月27日

このツイッターの文面なのだが、にわかに米山隆一知事によるものと信じがたい。いや、「県民として信じたくない」というのが正直な気持ちだ。だが事実だという。県議会の9月定例会で、同知事自身が確かにそう認めた。同知事が頭脳明晰で、優秀な人物であることは誰しも認めるところ。だが、このツイッターの文面だけは、その品格を疑ってしまう。

 

「事実です。以上、終わり」

 

10月6日、県議会9月定例会では連合委員会(第2次)が開催された。この日の午後、8番目に登壇したのが自民党の桜井甚一県議(燕市西蒲原郡)だった。同県議は同党県連で政調会長を務めている。

 

連合委員会は県議会独自の制度で、本会議場を使って知事らと一問一答形式で質疑応答を行う。この2次連合では、会期中に行われた常任委員会に関連した事柄について質問することになっている。

 

桜井県議が事前に通告した項目は2点。〈新・総合計画について〉と〈知事のツイッターについて〉だ。後者についてしばしば物議をかもすことになっているのは今さら解説する必要もあるまい。今回、桜井県議がやり玉に挙げたのは、それまで世間で知られていないものだった。

 

連合委員会で桜井県議はこう言った。

 

「こういったツイッターの中で、日本語だとまたいろいろと議論を呼ぶということで、知事はすごいんですね、英語でツイッターをやられるんですよね。いやビックリしました」

 

この英文ツイッター(別掲)の内容はひとまずおくとして、桜井県議はこのツイッターが事実なのか米山隆一知事に尋ねた。

 

「質問は事実かどうかということでよろしいでしょうか?事実です。はい。以上で答弁を終わります」

 

ツイッターの一件について、この連合委員会で桜井県議はあえて米山知事に答弁を求めなかった。後日、同県議にその理由を尋ねると、以下のような回答だった。

「知事の答弁は論理のすり替え、へ理屈があまりに多すぎるからです」

 

米山知事が「事実です」と認めたツイッターだが、魚沼市にある養豚業や畜産物の加工販売の有限会社、セイジローに関するものだった。この企業は知事の実家の家業であり、知事自身もその代表取締役を務めた。いわゆる「セイジロー問題」が浮上したのは7月20日の県による報道発表が発端だった。米山知事による英文ツイッ
ターを解説するため、「セイジロー問題」を振り返ることにしたい。

 

「セイジロー問題」浮上

 

このセイジローに関する一件だが、一部の大手メディアが取り上げたし、県議会の9月定例会でも議論になった。こうしたメディアや県議会の論調も、「米山知事に対する個人攻撃」といった要素はほとんどなかったのではないか。この一件になると、むしろ知事の方が感情的になってしまった感が否めない。…続きは本誌に

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