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2017年11月25日

4区 県議の神輿から突き落とされた金子

2017年10月27日

「4区は女の戦い」と言われ続けて早5年。候補者当人たちはウンザリしているだろうが、自民県議団も金子恵美の言動にはウンザリしているようだ。

 

新潟4区はとかく女性候補に縁がある。希望の党の第1次公認候補者リストの原案には、新潟4区に女性の名が上がっていた。

 

10月1日に全国紙がトップでこの原案を報じ、4区内の与野党関係者の間でかなりの話題となった。

 

「一体何者なのだ」

 

菊田真紀子(無)は当時、無所属での出馬か、希望の党からの出馬かを正式に表明していなかった。その段階で希望の党の公認候補が発表されれば、「菊田への刺客か」と騒がれても仕方ない。

 

結果から言うと、先のリストはあくまで原案だった。謎の女性候補が、4区で希望から出馬することはなかった。

 

「小池百合子の政治塾に参加したことが、リストの原案に載るきっかけだったようです」(4区内の事情通)

 

識者は「もう騒ぎ立てないほうがいい。彼女は被害者だ」と諭す。

 

「その苗字から、“○○の親類ではないか“と、彼女の地元では妙な憶測も流れました。関係者は迷惑しています」 (同前)

 

 

メディアが公認の原案を報じた2日後、希望は正式な第1次公認候補リストを発表。女性候補の名は既に消えていた。

 

 

菊田が無所属での出馬を表明したことを受け、共産は候補の取り下げを決定。金子は、野党共闘体制の菊田と一騎打ちを演じることとなった。

 

自民党本部の調べによれば、公示日時点で金子は菊田に1万票以上の開きがあった。選挙戦終盤に差し掛かる段階で、5千票程度の差となった。

 

金子選対の中心は、4区内の保守系市町議でつくられる「金子恵美のふるさと議員ネットワーク」。公示直前に行われた選対会議に、4区内県議団は不在だった。

 

野党陣営関係者が怪訝そうに語る。

 

「今回、金子陣営からは県議の動きが見えてきません。その点は前回、前々回の衆院選とは明らかに異なります」

 

自民党関係者もため息をつく。「県議の全員が、誰も何もやっていないとは言いません。各県議により濃淡はある。それでも総じて、金子を支持するモチベーションが低いことは間違いないですね」

 

前回、前々回の衆院選は、県議団が後援会を動かして金子をバックアップした。しかし議会関係者によれば、前回2014年末の衆院選が終わった直後から、県議団は「次の選挙は金子の後援会が中心となるべきだ」と方針を固めていた。

 

金子の夫の不倫が報道されたのは、その後のこと。それ以前から県議団は、金子に鬱憤が溜まっていたのかもしれない。

 

獅子は我が子を千尋の谷から突き落とす。しかし這い上がって来た子は寵愛を受ける。

 

金子が寵愛を受けられるかどうかは、無論本人次第だ。

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